● 第574回 11月21日(土) 午後3時30分より 参加費600円+飲食代
ジャンル横断的クラシック音楽講座(1)
「編曲で作品は何倍も面白くなる〜バッハを中心に」
クラシックの作曲家にとって、自分の曲であろうと他人の曲であろうと、「編曲」は、創作行為の原点のひとつであるように思われます。たとえば同じ楽曲でも楽器や編成を変えることで、驚くほど別の曲に生まれ変わります。その編曲が、ときには何世紀にもわたって行われることもあります。
その意味で、ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685-1750)は“編曲の王様”と言ってもいいでしょう。
バッハほど、盛んに編曲をし、また編曲された人も、滅多にいないのですから。
今回は、編曲という観点からバッハの音楽の魅力に迫ってみたいと思います。
同じ曲がどんなふうに大胆に編曲されていくのか、その諸相を、時代をまたぎながら、一緒に楽しみながら聴いて行きましょう。

解説 林田直樹


● 第575回 11月28日(土) 午後3時30分より 参加費1000円+飲食代
「blacksheep『+ −Beast−』解説付き試聴会」

今年9月に発売された、バリトンサックス奏者吉田隆一率いる「blacsheep」(吉田隆一=バリトンサックス / スガダイロー=ピアノ / 石川広行=トランペット / Tsuneta(常田大希)=チェロ)十周年記念アルバム『+ −Beast−』。変則的な楽器編成を生かした特長的かつオーディオ的にも良質なサウンドを、いーぐるのサウンドシステム&吉田と村井による解説付きで楽しむ回です。

                         出演 吉田隆一 村井康司


● 第576回 12月5日(土) 午後3時30分より  今回に限り参加費無料 飲食代のみでご参加いただけます。
『厳選 ジャズ喫茶の名盤』(小学館101新書・12月1日発売予定)刊行記念イヴェント

5年前小学館から刊行し、好評の内版を重ねている『一生モノのジャズ名盤 500』の続編とも言うべき本著は、前作の「聴いた感じでグループ分けする」という基本コンセプトを引き継ぎつつも、思い切り「ジャズ濃度」の高い「ジャズ喫茶定番選曲」から厳選した500枚のアルバムが紹介されています。

前作から5年経ち、その間の新譜に十分目を配りました。お気に入りのジャズ・アルバムを確実にゲットするための有効なガイド・ブックとして著者が自信を持ってお薦めいたします。

当日は担当編集者、村井康司さんが著者後藤雅洋にこの本の内容を尋ねつつ、著作からいかにもジャズ喫茶らしいアルバムをご紹介して行きます。

予約の必要は無く、参加費は無料です。お気軽にお越しください。

《なお、当日は新著の即売、ならびにディスクユニオンさんが厳選した新著掲載アルバムの即売も行います》

          司会進行: 村井康司     解説: 後藤雅洋


●NEW ARRIVALS”Vol.23  2015ベスト盤+新譜紹介 12月7日(月曜日)
20:00〜22:00

《予約不要、ノーチャージ、飲食代金のみでお気軽にご参加いただけます》

ユニバーサルジャズとディスクユニオンの共同主催による、新譜紹介イヴェント。毎回話題の新作をていねいな解説付きでゆっくりとご試聴いただけます。お気に入りのアルバムをその場で購入することも出来ます。ジャズシーンの動向がいち早く知れる話題のイヴェントで、私も大いに参考にさせていただいてます。みなさま、ぜひお気軽にご参加ください。

今回は今年最後ですのでユニバーサル担当、者斉藤さんと、ユニオン担当者、羽根さんがそれぞれ2015のベスト盤も新譜と合わせてご紹介いたします。

なお、試聴中はお静かにお聴きくださりますよう、お願いいたしておりますので、その旨ご配慮ください。



● 第577回 12月12日 午後3時30分より 参加費600円+飲食代
『好例2015年ベスト盤大会』

連続講演の講演者の方々はじめ、多くの音楽関係者のみなさまが選ぶ今年もベスト盤大会です。各自が腕によりをかけて選んだ1枚から1曲ずつご紹介いただき、コメントするというお楽しみ企画です。

なお当日は午後6時30分で営業を打ち切り、以後は貸切となりますのでご了承ください。


● 第578回 12月19日 午後3時30分より 参加費1,000円+1ドリンク(事前予約受付予定)
(諸経費を差し引いた売り上げはdublab.jpへの寄付 とさせていただきます)

dublab.jp presents Album Listening Session Vol.3 NasIllmatic

“クラシック”とされるアルバムを、優れたサウンド・システムで丸々1枚聴いてみようというイベント。
特に、普段は音質的な観点から聴かれることの少ないヒップホップやクラブ・ミュージックを中心に選盤し、都内随一のジャズ喫茶 として歴史を重ねてきた「いーぐる」のサウンド・システムで再生。“2015年の耳”で音質的な観点からアルバムを評価する。
また毎回ゲストを招き、聴取後にそのアルバムの歴史的意義やサウンド・プロダクションについてのトーク・セッションを行う。
キュレーションおよび司会進行は、ネット・ラジオdublab.jpの スタッフであるAZZURRO原雅明

第3回 NasIllmatic』 トーク・ゲスト:DJ JinRhymester

※2014年に発売20周年記念として再発された『Illmatic XX』の180g重量盤レコードによる聴取。
日本屈指のヒップホップ・アクトRhymesterのDJであり、Cro-MagnonとのコラボレーションやDJイベント 「Breakthrough」を通して独自のグルーブを追求しているDJ Jinをゲスト招き、ヒップホップ史に燦然とその名を刻むNasのデビュー・アルバムのサウンドと、その時代背景に迫ります。
dublab.jpでの放送はありません。


● 第579回 1月9日(土曜日) 午後3時30分より 参加費600円+飲食代金

『新春第1弾・エルヴィン・ジョーンズ特集』
好例の原田和典さんによる新春第1弾講演は、華々しくエルヴィン・ジョーンズです。

                            解説 原田和典


● 第580回 1月16日(土曜日) 午後3時30分より 参加費800円
後藤雅洋、R&B/ファンク25番勝負! その“ソウル耳”を問う』

 いーぐる店主 後藤雅洋がジャズ・ファンだなんて、誰が言った?
 これは後藤雅洋と佐藤英輔がコンサート帰りにサシで飲んだ際に出て来た企画である。お戯れ企画、と思うなかれ。店主と話していると佐藤が思うのは、彼がかなりなソウル好きの趣味を持っているということ。間違いなく言えるのは、大学時代にジャズ喫茶を開いてなかったら、彼はソウルをたくさん聞き、立派なR&Bおやじになったであろうということだ。
 そこで、まだ公になっていない、後藤の”ソウル耳”を強引に開けてしまおうではないか。代表的なソウル/ファンク曲をいくつかの傾向に分けてぶつけ、忌憚のない意見を発していただく。結果、そこから意外な、いや至極まっとうな米国黒人音楽の連続線も見えてくる?
 なお、当日はすべて、アナログ・レコードをかける方向で考えています

                    出演  後藤雅洋 × 佐藤英輔