第352回 2月23日 土曜日 3時30分より
*オーディオ・イヴェント「話題の高品質CD、SHM−CDを従来盤と聴き比べる」
SHM−CD(スーパー・ハイ・マテリアルCD)は、盤の材料であるポリカーボネートを高品質なものにし、歪みやにじみのない音を再生する、という話題のCDです。このイベントではSHM−CDと同一タイトルの従来盤CDを比較試聴し、音質のどこがどの程度変わったのかを、みなさんとご一緒に体験します。ジャズを中心に、ロックやソウルなどもかける予定です。また、パソコンでリッピングした時にも音の違いがあるのか、についての実験も行います。 出演:村井康司、田中ますみ
第353回 3月8日 土曜日
【今回のみ、3時30分開場、4時開演、ライヴチャージ2000円(飲み物代別)】
*巻上公一 生音ソロ (声、ホーメイ、口琴)
いーぐる初めての試みとして、生音による巻上公一さんのソロライヴをおこないます。
いーぐるで巻上公一さんのライヴをやることになりましたが、意外に思っている方もいるでしょう。きっかけは巻上さんのライヴを聴いたからでした。そのとき、まず「凄いなあ」と単純に驚いたのだけど、同時にいろいろ思うことがありました。巻上さんの口琴、ヴォイスからは、ふつうの音楽とはちょっと違う肌触りが感じられたからです。それは、楽器はまったく違うけれど、例えばジャズのドラム奏者、ジム・ブラックがさまざまな道具を使って作り出す音響の、“触覚”とでも言いたくなるような感触を思い起こさせました。こうした、いままでの「楽器の音」「ふつうの声」とは少し違った「音」は、ライヴでないと良くわからない面があります。私の体験でも、驚異的ヴォーカル・テクニックを誇るテオ・ブレックマンの本当の魅力を知ったのは、ニューヨークの小さなクラブでライヴを見たときでした。音楽の傾向は違いますが、巻上さんのパフォーマンスは、私にテオのことも思い起こさせたのです。きっと今度のライヴでは、私たちに素晴らしい体験をさせてくれるに違いありません。 (いーぐる店主 後藤雅洋)