4月6日(日)

中山康樹さん、村井康司さんと鼎談。テーマはマイルス・デイヴィス。中山さんとマイルス観、ジャズ観で意見が対立。座談会はこうでなければ面白くない。中山さんの「マイルス者」としての志の高さを知ると同時に、自分のスタンスも良く見えてきた。6月ごろ出版される予定。乞うご期待。
帰りに、村井さんに新宿3丁目の「ハートフォード カフェ」というロックバーに連れて行ってもらった。昔「ディスク・チャート」で長門芳郎さんが良くかけていたローラ・ニーロが流れている。懐かしい。しばらくして、私の大好きなストーンズの『レット・イット・ブリード』がかかる。やはりいいですね。
帰り際に村井さんから店のご主人、柳澤さんを紹介していただく。お話してみると、長門さんもよく来るという。世間は狭い。


4月9日(水)

夜、いーぐるで菊地成孔さんと雑誌『エスクァイア』の記事のための対談。菊地さんの話は面白すぎる。いーぐるの昔話やら、まあ、雑誌には載らないであろう可笑しな体験談やら、つい時間が過ぎ、明け方近くまで二人で喋り捲っていた。スタッフの皆様、本当にご苦労様でした。
もっとも、本題の今回菊池さんが出された分厚いマイルス本についてもじっくり話しているので、きっと面白い記事になるだろう。日曜の中山さん、村井さんとの鼎談もそうだけど、ホンネで語り合うと相手の考えていることはもちろん、自分の考えも明快になるという効用がある。
今回も菊地さんのお考えが実によく理解できたと同時に、菊地さんから見た私のイメージの話が面白かった。それにしても、菊地さんはチャーミングな人でした。