6月24日(火)

小沼純一さん来店。小沼さんのことは、お名前は存じ上げていたが初対面。新刊のご著書『発端は、中森明菜』(実務教育出版刊)をいただく。今まではクラシックのご著書が多かったが、今回はぐっと趣向が変わって、例の“80年代”の文脈の中に歌手中森明菜を置いてみるというご本である。ゆっくりと読んでみよう。
小沼さんはもちろんジャズも詳しく、ジャズ喫茶にもずいぶん通ったそうだ。また、早稲田の教授をしてらっしゃるので最近の学生さんの生態に詳しいが、なるほどなあと頷く話が多かった。


6月25日(水)

編集者と打ち合わせ。初対面の若い編集者の方と雑談。この方は執筆者も兼ね、『リミックス』などに寄稿しているという。たまたま聴いていたエイフェックス・ツインオウテカについて意見を聞いて見ると、面白いことに当店の若いスタッフと同じようなことを言う。
当店スタッフはD.J.でもあり、冨永君の映像音楽なども手掛けているが、彼に言わせるとエイフェックス・ツインは特別の存在であるそうな。そして評価もエイフェックスのほうが高い。編集者氏も同様のことを言う。私もだいたい同じように感じたので、こういうことに対する感覚は、あまり普段聴いている音楽や世代に関係ないのかもしれないと思った。