2月11日(水)

午後4時から新宿タワーレコード中山康樹さん、村井康司さんらとマイルス、ブルーノートを巡るトーク・イヴェント。事前に簡単な打ち合わせの後、各自が2曲ずつCDをかけることになる。私の選曲は、マイルス『フォー・アンド・モア』(Columbia)より《ソー・ホワット》と、デューク・ジョーダン『フライト・トゥ・ジョーダン』(Blue Note)よりタイトル曲。
司会役を買って出てくれた村井さんの導入で、私はジャズ喫茶におけるマイルスとブルーノート・レーベルの位置づけをご紹介する。わずか1時間の催しなのでそれほど突っ込んだ話は出来なかったが、中山さんのジャズ喫茶レコード係り体験の話や、オーネット『ゴールデン・サークル』のジャケットの「足跡の謎」など、個人的にたいへん興味深い話が聞けた。
そして、まとめ役村井さんがトニー・ウイリアムスの名盤『スプリング』(Blue Note)をかけつつ、ジャケット・デザインの先鋭性や、ブルーノートの“フリー・ジャズ”について実に的確な解説を行い、イヴェントの幕を閉じる。
打ち上げは今回のイヴェント主宰者である私たちの本の版元、プリズムさんの仕切りで、いーぐる関係者一同総勢10名近くがご招待に預かる。プリズムさん、感謝です! 宴会の場では中山さん、村井さんを囲み、例のいーぐる連続講演打ち上げメンバーがディープなジャズ談義。こうした場がいろいろなアイデアを生み出すのだ。ありがたいことです。