第468回 2月25日(土) 15:30より
●『文藝・別冊 ジョン・コルトレーン特集号』(河出書房新社)発売を記念して、コルトレーン来日公演の司会者、相倉久人氏と、コルトレーン、ニューポート・ジャズフェス出演時の映像を記録された中平穂積氏をお招きし、当時の貴重な体験談を語っていただきます。当日は、おそらく唯一と言われている中平氏撮影による、ニューポートにおけるコルトレーンのカラー映像をご覧いただきます。新刊の即売もいたします。プレゼントあり。
解説 相倉久人 × 中平穂積

第469回 3月3日(土) 今回に限り16:00より
●プロデューサー・シリーズ 〜 第1回
あまり知られることのないレコード、CD制作の内幕を、日本を代表するジャズ・プロデューサーに聞くシリーズ企画の第1回目は、日本におけるブルーノートの名声を確立させたEMIの行方均さんをお招きし、行方さん制作によるサムシンエルス・レーベル音源などを聴きながら、音楽プロデュースの実際を語っていただきます。

ゲストには、今売り出し中の人気女性JAZZ D.J.大塚広子さんが登場いたします。

       お話 行方 均  ゲスト 大塚広子   聞き手 後藤雅洋

第470回 3月10日(土) 15:30より
●ニューヨーク〜52丁目(バードランド)と53丁目(パレイディアム)はお隣さん
なぜ、ジャズ論にはリズム・アンサンブルに関する話題が少ないのだろうか? あってもトンチンカンなのはなぜだろうか。
1950年前後のブロードウェイ、そこはオーケストラル・ジャズ〜ビ・バップと空前のブームを巻き起こしていたマンボが混在し、ダンスという共通項と異民族の交流があった。
そのさまをハード・バップ名盤名演を聴きながら検証します。

1 NYラテン名演観賞とキューバン・リズム・アンサンブルの基本を聞く
2a ハード・バップ名演鑑賞:ラテンをそのまま取り入れた例 
2b ハード・バップ名演鑑賞:ジャズのフォームにモディファイした例

                              解説 山本幸洋

第471回 3月17日(土) 15:30より
●『サンバの「超」粋な男と女たち』
昨年講演を予定していましたが、地震で延期となっていた講演を行います。都会的でお洒落でファンキーな、リオのサンバの美学<ボッサ>を発揮した男女さまざまな(ちょっとレトロな)歌手を特集します。
男性歌手はマリオ・レイス、シロ・モンテイロジョアン・ノゲイラ、オルランジーヴォほか、女性歌手は50年代プレ・ボサ・ノーヴァ時代を中心に、ドリス・モンテイロ、ドローレス・ドゥラン、マイーザ、アナ・ルシアをお楽しみいただきます。



                              解説 荻原和也
第472回 4月14日(土) 15:30より
●『オリジナルで聴くジャズ・スタンダード』
ジャズ・スタンダードと言われている曲は殆どがブロードウェイかハリウッド産です。
当時の流行歌であり、誰もその価値など気にもしていなかったわけですが、ジャズメン(ベン・ウェブスターレスター・ヤングからパーカー、マイルス、エヴァンスまで)が取り上げることによって曲が磨かれスタンダードとして残っていきます。
講演ではオリジナル(かそれに近いもの)を聴いていただいたあと、そのジャズ版、ヴォーカル版と聴き比べてまいります。映像もあります。

                              解説 小針俊郎