第482回 10月27日(土) 【16:00より】
● クラシックジャズの魅力再発見
昔からジャズ喫茶ではモダン以降、とりわけハードバップから新主流派あたりが選曲の中心となり、サッチモやエリントンに代表されるモダン以前のクラシックジャズはあまり紹介されることがありませんでした。
しかし、時代を超えたこの時代のジャズマンならではの表現力の濃さを聴き逃してはモッタイナイ。というわけで長年レコード業界で鳴らした元早稲田ニューオルリンズ出身の青野さんにクラシックジャズの魅力をわかりやすく紹介していただこうということになりました。(文責・後藤)
ひとことでクラシックジャズといっても、あまりにもテーマが広いので当日は
1.ビッグバンド並びにヴォーカルものを外す(結果としてバンドリーダーが歌ってるものはございますが)
2.コンボ編成のものを中心に選曲
というテーマで私の好きなスイングする演奏ばかりで構成してみました。
大きな流れとして30年代のニューヨークの吹き込み→20年代のサッチモ等のコンボの名演→ジャズ最古の録音+白人ジャズの開祖→ニューオリンズ・リヴァイヴァルで考えてみました。(青野)
解説 青野浩史
第483回 11月17日(土) 【16:00より】
● ガーシュウィン特集
アメリカン・ミュージックの父とも言うべき作曲家、ガーシュウィンにスポットを当てた特集です。
解説 小針俊郎
第484回 11月24日(土) 【15:30より】
● キース・ジャレット特集
■キース・ジャレット:1979―2012
キース・ジャレットは79年に最初で最後となった“ヨーロピアン・クァルテット”のジャパン・ツアーを行った。その時のライヴ作『パーソナル・マウンテンズ』が世に出てから23年を経て、同時期の未発表音源が今年『スリーパー』としてアルバム化。ファンでさえも唐突に感じたこのリリースにちなんで、同作を紹介しながら同クァルテットの魅力を浮き彫りにする。また近年の活動を検証し、今後キースが進むであろう道を探ってみたい。
解説 杉田宏樹
第485回 12月1日(土) 【15:30より】
●ギル・エヴァンス生誕100年記念講演
「ギル・エヴァンスを出発点とするモダンサウンドの発展」
タワーレコードのフリーマガジン、intoxicateの最新号に「ギル・エヴァンス生誕100年 - 我がギル・エヴァンス遍歴」という六ページ(八千字!)に及ぶ瀬川昌久先生の原稿が掲載されていますが、ギル生誕100年を記念し、ビッグバンド・ジャズの権威、瀬川先生にギルの音楽の魅力について語っていただきます。聞き手は、アマチュア・ビッグバンド“スィンギン・ココナッツ”を率いる村井康司さんです。
第486回 12月8日(土) 【15:30より】
●クリード・テイラー特集
ベツレヘム・レコード、チーフA&Rマンを皮切りに、インパルス・レーベルではジョン・コルトレーン、クインシー・ジョーンズを手掛け、A&Mを経てCTIレコードを設立した名プロデューサー、クリード・テイラーの作品をご紹介いたします。
解説 山中 修