第527回 4月12日(土曜日) 【15:30より】
● 美は乱調にあり。ジェイムズ・ブラッド・ウルマーを巡る冒険。
オーネット・コールマンのハーモロディック・ファンクの立役者であった、ジェイムズ・ブラッド・ウルマーを中心に、ジャズの鬼っ子楽器であるギターを武器にジャズのフィールドを闊歩した無頼漢たちを追う。本来、真性ブルース・マンであったはずのウルマー(やピート・コージー)をなぜコールマン(やマイルズ・デイヴィス)は必要としたのか。また、何故に枠に収まりきれない狼藉ギタリストたちは1970年代以降、オルタナティヴなジャズのフィールドから自己表現を問う事が少なくなかったのか。それを考察することは、ジャズの米国黒人音楽としての”襞”を、そして現代ポップ・ミュージックの”悲劇”を探ることに他ならない。

                           解説 佐藤英輔


第528回 4月19日(土曜日) 【15:30より】
●現代ブラジル"ミナス派"を聴く。
アントニオ・ロウレイロ、アレシャンドリ・アンドレス、クリストフ・シルヴァを中心に〜
楽家音楽理論家、濱瀬元彦氏が推薦するブラジル音楽を聴く試聴会第二弾。今回は最高水準の音楽をリリースし続けるブラジル・ミナス州の音楽家の中から、その中心となっている三人に焦点を当てます。さらに今回、ゲストにミナスの音楽家達と親交の深いNRTレーベルのオーナー成田氏を迎え、活況呈するミナスのシーンについてより深く迫ります。
講師 濱瀬元彦、成田佳洋



● 第4回 『New Arrivals』
4月28日(月曜日) 【20:00〜22:00】
《この催しはノーチャージ、飲食代金のみでおいでいただけます》
ユニバーサルジャズとディスクユニオンの共同主催による、好例の新譜紹介イヴェントです。当日ご紹介したアルバムをご購入することもできます。「聴いてから買う」これが新譜セレクトのコツですね。



第529回 5月17日(土曜日) 【15:30より】
●「チャカポコ」の逆襲〜ラテン・ジャズとは何か?

「チャカポコ」といわれてジャズ・ファン から蔑まれてきた(いる)ラテン・ジャ
ズ。
1940年代、ジャズとラテンが互いに刺激を与えながら共演を繰り返した時代を経て、
ラテン音楽は常にジャズを取り入れながら 発展してきました。 一方、所謂モダン・ジャズはラテンを捨 て、リズムのグルーヴよりも、アドリブの芸術性や精神性を重視する方
向へとその指 向性をシフトしたように思われます。
ジャズファンにとって「得体の知れない隣人」的な(?)存在といえるラテンジャズ。ラテン・ジャズはジャズの邪道なの か?
そのさまざまな名演を聞きながら、ラテン・ジャズとは何か?を考えてみたいと思います
                           解説 岡本郁生


第530回 5月24日(土曜日) 【15:30より】
● ウィリー・コローン特集              
                           解説 真保みゆき


第531回 6月14日(土曜日) 【15:30より】
●「ショウビズ世界が聴きとったマイルス・ノネットサウンド
                           解説 小針俊郎