第542回 11月8日(土曜日) 【15:30より】
● 「レフト・バンク・ジャズ・ソサエティ特集」
「1964年にメリーランド州バルチモアで設立されたレフト・バンク・ジャズ・ソサエティ(LBJS)は、以来80年代に至るまで、日曜夕方ほぼ毎週、ニューヨーク等から一線級のジャズメンを招いてライヴを開催していた非営利のジャズ鑑賞団体でした。こうしたライヴの多くは記録用に録音されており、一部は早くからブートレグとして流出していましたが、2000年代以降は正規の形でも散発的に発表されています。LBJS由来の音源は、今では入手が難しかったり音質に問題があるものもありますが、本当にジャズが「分かっている」人々の前で、絶頂期のジャズ・ジャイアントたちが手加減無しに演奏した、その気合や熱気という点では他の追随を許しません。今回は、いーぐるの優れたオーディオで、LBJSが遺した最良の遺産をまとめて聞いて頂こうと思います。」
解説 八田真行
第543回 11月15日(土曜日) 【15:30より】
● ポール・デスモンド特集
ポール・デスモンドは、デーブ・ブルーベjック・カルテット(DBQ)でのメガヒット曲「Take5」や晩年のイージー・リスニング的な甘い演奏の印象が強いせいか、いま一つ正当に評価されていないアルト・サックス奏者のように思われます。
彼の独特なクールなのに温かい音色、泉から涌き出るような流麗なアドリブ、そして良きパートナーたちを得て生み出されるセンスの良いサウンドは、もっと評価されるべきと考えます。
今回の特集では、DBQでの演奏はもちろん、ソロ活動等も含めて白人ジャズの巨匠・デスモンドの魅力に多くの方が触れて頂ければと思っています。「隠れデスモンド・ファン」の皆様、どうぞご参加ください!
解説 山中 修
第544回 11月29日(土曜日) 【15:30より】
●ポップ・アフリカ 700から800へ
〜『ポップ・アフリカ800』刊行記念イヴェント〜
増補新版『ポップ・アフリカ800』刊行を記念して、『ポップ・アフリカ700』出版以後の5年間に盛り上がりをみせたアフリカン・ポップスの注目すべき動きをご紹介します。ジャーナリスティックな話題を集めたアフリカン・ポップスばかりでなく、見落とされがちなローカル・リリースの優良作にも目配りしながら、アフリカン・ポップスの多様性をお聞きいただこうと思います
解説 荻原和也
第545回 12月13日(土曜日) 【15:30より】
● 好例2014年持ち寄りベスト盤大会
連続講演参加者はじめ、幅広い音楽関係者のみなさまがそれぞれ持ち寄った2014ベスト盤から各1曲を紹介し、コメントをいただきます。これを聴けば、今年の音楽シーンが総覧できる極めて便利なイヴェントです。音楽ファンのみなさまがた、ぜひ、お越しください。
音楽関係者一同
第546回 12月20日(土曜日) 【15:30より】
● 『My Name Is Albert Ayler』
今まで語られる機会が少なかった「アルバート・アイラーの演奏技法」というテーマでアイラーの音楽を語ります。極短いキャリアの中で自身の音楽を大きく変化させ続けたアイラーはサックス奏者として何を捨て、何を得たのか?
サックス奏者の吉田隆一が『SAX MAGAZINE』に寄稿したアイラー奏法解析をテキストに、アイラーの素晴らしき「歌」にじっくりと耳を傾ける会です。
解説 吉田隆一
第547回 1月10日(土曜日) 【15:30より】
● 「新春第一弾・ホレス・シルヴァー特集」
吉例・新春第一弾講演は原田さんによるホレス・シルヴァー特集です。
解説 原田和典