第548回 1月31日(土曜日) 【15:30より】
● グレートフルデッド特集 その1

ご無沙汰しております。おおしまゆたかです。
 久しぶりに土曜日の連続講演を担当させていただきます。今月と来月のそれぞれ最終土曜日、31日と28日になりますが、2ヶ月連続です。お題は「グレイトフル・デッド」です。

今年はグレイトフル・デッド結成50周年、ジェリィ・ガルシア没後20周年にあたります。あちらではいろいろと記念イベントや書籍、録音のリリースなどが予定されております。今年の7月初旬、生き残りのオリジナル・メンバー4人による、このメンバーとしては「最後」のライヴがシカゴで行われることが先頃発表になりました。

グレイトフル・デッドは通常ロックの範疇で語られますが、本質的にはそこに留まらず、アメリカ音楽のあらゆる要素を呑みこんだ大海のような世界を展開しました。ジャズとの縁も浅からぬものがあります。直接的に見ても、初期の60年代後半にはチャールズ・ロイドとの関係が深く、70年代前半にはガルシアがかなりジャズに接近し、90年代には、ブランフォード・マルサリスオーネット・コールマン、デヴィッド・マレィがそれぞれ共演しています。

今月末はこうしたジャズとのからみの音源を聴いてみます。

 一方で、グレイトフル・デッドの音楽の本当の面白さはライヴにあります。30年間に2600本以上行なったライヴは、最初期を除いて録音が残っています。多くは2時間を優に超え、時には4時間近いそうしたライヴ1本をまるまる収録した録音が続々とリリースされてもいます。

2月末では、いーぐるのシステムでそうしたライヴのひとつに浸りきるという体験をしたいと思います。デッドのライヴのいわば疑似体験です。

グレイトフル・デッドの面白さを少しでも発見していただければ幸いです。

                             解説 おおしまゆたか


● 第13回“NEW ARRIVALS” 2月4日(水曜日)【20:00〜22:00】
《予約不要、ノーチャージ、飲食代金のみにてお気軽にご参加いただけます》

ユニバーサルジャズとディスクユニオンの共同主催による、新譜紹介イヴェント。毎回話題の新作をていねいな解説付きでゆっくりとご試聴いただけます。お気に入りのアルバムをその場で購入することも出来ます。ジャズシーンの動向がいち早く知れる話題のイヴェントで、私も大いに参考にさせていただいてます。みなさま、ぜひお気軽にご参加ください。


第549回 2月14日(土曜日) 【15:30より】
● 「ほんとうはおそろしいMJQ:ジョン・ルイスの奇妙な世界」

                                解説 大谷能生


第550回 2月21日(土曜日) 【15:30より】
《今回に限り参加費1000円+飲食代金》

● dublab.jp presents Album Listening Session Vol.1 Massive Attack /『Blue Lines』

“クラシック”とされるアルバムを、オーディオ的に優れたサウンド・システムで 丸々1枚聴いてみようというイベント。特に、普段はオーディオ的な観点から聴かれることの少ないヒップホップやクラブ・ミュージックを中心に選盤し、ジャズ喫茶として歴史を重ねてきた「いーぐる」のサウンド・システムで再生。“2015年の耳”で音質的な観点からアルバムを評価 する。
また毎回ゲストを招き、聴取後にそのアルバムの歴史的意義やサウンド・プロダクションについてのトーク・セッションを行う。
キュレーションおよび司会進行は、ネット・ラジオdublab.jpの スタッフであるAZZURRO原雅明

*第1回    Massive Attack / 『Blue Lines』
司会・進行 アズーロ + 原 雅明  ゲスト:荏開津 広

※2012年のリマスター盤による聴取。当時のアナログとの聴き比べや当時のブリストル産音楽の考察など


第551回 2月28日(土曜日) 【15:30より】
● グレートフルデッド特集 その2

                             解説 おおしまゆたか