●第557回 5月23日(土曜日) 午後3時30分より 参加費600円+飲食代代

『ジョージ・コールマン・ベスト・ライヴ』

「ジョージ・コールマン? ああ、マイルスの『フォー&モア』で頑張ってたね」というのがコールマンに対して抱く大方の印象ではないでしょうか。いえいえ、それだけが生涯の名演でもなければ、それだけで終わったわけでもありません。公式録音は700曲近く、リーダー録音も13作はある大物です。名の知れたジャズマンなら生涯に何度か女神が微笑みかけ、舞い降りてきさえする瞬間(とき)があるものです。いわんや大物ともなれば。コールマンの場合、それは圧倒的にライヴの場でおこります。熱い黒汁をまき散らし、時には狂気の淵に踏み込むことも。講演では、コールマンの真骨頂をお伝えすべくレア盤や非公式音源も動員し、そんな瞬間々々を固め聴きしていただきます。史上の巨人ではなくとも、ライヴという何気ない「日々の営み」で発散される凄みにのけぞるのもジャズの醍醐味では。どジャズの極み、お聴き逃しなきように!

                             解説 林 建紀
                             

● 6月2日 (火曜日) 午後8時〜10時
第17回 “NEW ARRIVALS”
《予約不要、ノーチャージ、飲食代金のみでお気軽にご参加いただけます》

ユニバーサルジャズとディスクユニオンの共同主催による、新譜紹介イヴェント。毎回話題の新作をていねいな解説付きでゆっくりとご試聴いただけます。お気に入りのアルバムをその場で購入することも出来ます。ジャズシーンの動向がいち早く知れる話題のイヴェントで、私も大いに参考にさせていただいてます。みなさま、ぜひお気軽にご参加ください。

なお、試聴中はお静かにお聴きくださりますよう、お願いいたしておりますので、その旨ご配慮ください。



● 第558回 6月6日 (土曜日) 午後3時30分より
参加費1000円+飲食代
「モダン・ジャズ革命」(シンコー・ミュージック・ムック刊)刊行記念イヴェント

<今こそ、モダン・ジャズの「常識」をぶち壊せ!>

ジャズに特徴的なのは、「ジャズはマジな音楽だから」「ちゃんと聴かないといけない」というイメージを、ジャズを売る立場の人たちが上手に定着させていったこと。モダン・ジャズがいつから始まったのかという答えは、実は「ありがたい音楽である」とのイメージが出来上がった時からだともいえる。
そんな「ありがたいイメージ」の中で出来上がった「常識」を、今改めて見返せば、百害あって一利なし!
今こそ「常識」をぶち壊し、「もうひとつのモダン・ジャズ」を語るべき革命のときである!

解説 岡本郁生 × 藤田 正


● 第559回 6月13日 (土曜日) 午後3時30分より

カニサレス来日公演記念トーク・ショー「カニサレスの魅力に迫る!!」
                      (参加費 1000円+飲食代)

現代フラメンコ・ギターの最高峰カニサレス
今年9月に行われる来日公演を記念して、カニサレスをテーマにしたトーク・イベントを開催!
今や代名詞となったカニサレスの「アランフェス協奏曲」。カニサレスが弾くとどこが違うのか?どう素晴しいのか?
カニサレスが編曲・演奏する、スペイン近代音楽の三大作曲家、ファリャ、グラナドスアルベニスの楽曲は、どこがフラメンコ的なのか?
速弾きだけではないカニサレスのギターの魅力、コンサートの見所など、音楽評論家の林田直樹さんと、カニサレスと共演経験もあるギタリストの鈴木大介さんを迎え、いーぐるの音の良いオーディオで楽曲を聴きながら、その魅力を語って貰います!

出演者 : 林田直樹(音楽評論家) 鈴木大介(ギタリスト)



● 第560回 6月20日(土曜日) 午後3時30分より 参加費600円+飲食代
日本のラテン
ロックンロールが席巻する前、日本の流行歌は、ジャズ、ハワイアン、そして特にラテンがメインでした。
東京キューバンボーイズ、有馬徹とノーチェ・クバーナなど、マンボのビッグバンドが活躍する一方、美空ひばりの「お祭りマンボ」、森山加代子やピーナッツの「月影のキューバ」、西田佐知子「コーヒールンバ」などが大ヒット。
また、トリオ・ロス・パンチョスなどのボレロから多大な影響を受けて日本版ボレロが登場し、それはやがてラテン歌謡〜ムード歌謡へと変わっていきます。
昭和初期の録音からオルケスタ・デ・ラ・ルスまで、いろんなラテン楽曲を聞きながら、日本の流行歌〜歌謡曲を考えたいと思います。



                              解説 岡本郁生


● 第561回 7月25日(土曜日) 午後3時30分より 参加費800円+飲食代
四谷「いーぐる」にGO JAZZ!!!

90年代、ジャズの往く道を示すも
ジャズ界に黙殺された
ベン・シドラン主宰
愛と正義の名レーベルGO JAZZ
早過ぎたその音楽を今だからこそ聴いて語る3時間
19時より近隣で懇親会あり。先着順・会費制

出演:ジャズの巨人後藤雅洋×ロックの超人吉成伸幸×ソウルの鉄人吉岡正晴
進行:行方均+坂本涼子

GO JAZZはロック・エイジの知性派ジャズマン、ベン・シドランが1990年、日本の友人吉成伸幸(60年代後半花のサンフランシスコ在住、ロック評論家を経て当時ポリスター・レコード役員)の協力を得て設立、自分や仲間のミュージシャンたちの自由な音楽制作の舞台としました。同年9月25日、自身の『クール・パラダイス』を日本先行発売、以降10数年間で20タイトル余を発表し、現在その精神はベン自身のNardisに継承されています。GOには囲碁=東洋の叡智の含意もあります。

今、GO JAZZは行く!すべての音楽ファンのボーダーを越えて
★2015年最新リマスタリング★最新解説・歌詞付き
7月8日発売・全10タイトル・各¥1,852 + tax
?Ben Sidran / COOL PARADISE
?Ben Sidran / OLD SONGS FOR THE NEW DEPRESSION
?Ben Sidran / BOP CITY
?Ben Sidran / MR. P’S SHUFFLE
?Bob Malach / MOOD SWING
?Georgie Fame / COOL CAT BLUE
?Ricky Peterson / SMILE BLUE
?Phil Upchurch / WHATEVER HAPPENED TO THE BLUES
?Will Lee / OH!
?Leo Sidran / L. SID


● 第562回 8月8日(土曜日) 午後3時30分より 参加費600円+飲食代
『日本のブラジル音楽』
                           解説 中原 仁


● 第563回 8月22日 (土曜日) 午後3時30分より
 参加費1000円+飲食代『dublab.jp presents Album Listening Session Vol.2』

ディアンジェロ「Brown Sugar」リマスター盤再発

                 解説 原 雅明   ゲスト:沼澤尚


● 第564回 8月29日 午後3時30分より 参加費600円+飲食代
イスラームの音楽』
                        解説 おおしまゆたか