● 第568回 9月5日(土) 午後3時30分より 参加費1000円+飲食代
「話題の映画『Cu-Bop』で知るキューバンジャズの世界」

日本/キューバ合作の音楽ドキュメンタリー映画『Cu-Bop』
配給会社も付かない自主制作でありながら、今年2月に米国・ロサンゼルスでワールドプレミア上映を行って以来、各国の映画祭で巡回上映され高い評価を獲得している。
映画作品としての出来映えと同時に、作中で記録される数々のキューバンジャズの演奏シーンが「映画の歴史上、もっとも素晴らしいジャズシーンが収録された1本」(PAN AFRICAN FILM FES ディレクター/Miki Goral)と、最大級の評価を獲得している。

今年7月に、約55年ぶりに国交回復した米国とキューバ。今まで社会主義の厚い壁に阻まれて、その全貌が発見されないままでいたキューバのジャズに、米国の音楽ファン・関係者が熱い関心を寄せていることも、映画『Cu-Bop』の価値を高める追い風となっている。
 
米国各地での上映に続き、今年7月から渋谷アップリンクでも全14回の上映がスタートし、そのほとんどのチケットが前売りで完売札止めとなる快挙を達成した。日本公開後は、ジャズミュージシャンの菊地成孔氏が「全音楽ファン必見の傑作」と評すなど、国内での評価も急速に高まっている。

 今回の講座では、映画『Cu-Bop』監督の高橋慎一が、アオラ・コーポレーション代表の高橋政資氏、パーカショニストの宮本仁氏と共に、日本ではあまり聴く機会の無いキューバンジャズの名演を紹介していきます。
音楽大国キューバの全貌を、ジャズから解き明かすまたと無い機会、ぜひ多くのジャズファンの方に参加していただきたいです。

 監督 高橋慎一 + アオラ・コーポレーション 高橋政資
            + パーカッショニスト 宮本 仁


● 9月7日(月曜日) 新譜紹介イヴェント “NEW ARRIVALS”Vol.20
20:00〜22:00

《予約不要、ノーチャージ、飲食代金のみでお気軽にご参加いただけます》

ユニバーサルジャズとディスクユニオンの共同主催による、新譜紹介イヴェント。毎回話題の新作をていねいな解説付きでゆっくりとご試聴いただけます。お気に入りのアルバムをその場で購入することも出来ます。ジャズシーンの動向がいち早く知れる話題のイヴェントで、私も大いに参考にさせていただいてます。みなさま、ぜひお気軽にご参加ください。

なお、試聴中はお静かにお聴きくださりますよう、お願いいたしておりますので、その旨ご配慮ください。


● 第569回 9月19日(土) 午後3時30分より 参加費600円+飲食代
『追悼・菊地雅章
惜しくも亡くなってしまったプーさんこと、菊地雅章の音楽を回顧します。

                           解説 村井康司


● 第570回 9月26日(土) 午後3時30分より 参加費1000円+飲食代
『BYG特集』
知られざるアヴァン・レーベル「BYG」のすべてをその方面に詳しいお二方が縦横に語ります。
                      解説 吉田隆一 × 須藤 輝


● 第571回 10月3日(土) 午後3時30分より 参加費1000円+飲食代
『Jazz The New Chapter 3出版記念 新世代ラテン・ジャズ特集』

21世紀以降のジャズを紹介する『Jazz The New Chapter(以下JTNC)』もついに第3弾を9月にリリース。その中では様々なトピックとともに、近年盛り上がりを見せるラテン・ジャズ新世代の動きも特集しています。これまで日本のメディアではあまり取り上げられる機会がなかったものの、英米の現代ジャズに勝るとも劣らない現在進行形の南米圏ジャズを、カッティングエッジなワールド・ミュージックをいち早く紹介し、『GLOCAL BEATS』『アフロ・ポップ・ディスク・ガイド』といった書籍でも存在感を示す関西が生んだスペシャリスト、吉本秀純が紹介しています。

今回は大阪からこの眠れる獅子をガイド役に迎えて、新たな夜明けを迎えたラテン・ジャズを刺激的な音源の数々とともに紹介してもらいます。聞き手は『JTNC』の監修者の柳樂光隆です。

出演:吉本秀純&柳樂光隆


● 第572回 11月7日(土) 午後3時30分より 参加費600円+飲食代
『ジャズ・コーラス特集』
                             解説 山中 修


● 第573回 11月21日(土) 午後3時30分より 参加費600円+飲食代
ジャンル横断的クラシック音楽講座(1)
『編曲で作品は何倍も面白くなる〜バッハを中心に』

解説 林田直樹