1月31日(土)

朝日カルチャーセンター、今期のお題は「ジャズ・ピアノ徹底研究」。第2回の今日は大好きな「パウエル派ピアニスト」。御大パウエルはじめ、ケリー、トミフラ、ドリューなど、おなじみの演奏を聴きつつ、それぞれの違いを解説。好きなだけに、思わず力が入る。質問時間を含め3時30分に終了するとすぐに開店、そしてお次はいーぐる連続講演。
4時にスタートした「フレディ・ハバード追悼特集」は、連続講演、常連講演者の皆さん方による持ち寄り形式。いつもは最初に私がかけちゃうのだが、三具さんの、主宰者は時間調整、内容調整など考え、最後にやるものだという、考えてみれば実に適切な助言に従い、今回はトリ。
ミュージシャンの経歴に詳しい原田さんに口火を切ってもらい、フレディの人となり、略歴を解説していただく。持ち寄り形式だとかけるものが偏り、フレディの全体像紹介に問題が生じるのでは、という事前の思惑はある意味では当ったのだけど、考えようによってはこうしたやり方が正解だったとナットクさせられた。
つまり全体像紹介となると、彼の冗長なリーダー作も紹介せざるを得ず、むしろサイドで冴える彼の良いところが、耳の肥えた常連講演者の皆様方によって過不足なく伝えられたのだ。