2011-01-01から1年間の記事一覧

think. 34 【中山康樹擁護と、“黒い耳”“白い耳”の話】むしろこれからが本筋なのである。原さんは言う。確かに一部のヒップホップ関係者からは、中山さんの著著について重箱の隅を楊枝で突くような批判がなされているが、むしろそうした声に対しては中山さん…

think. 33 【カニエ・ウェストを巡る、原雅明さんとの酒席での“雑談”】前回think. 32を書いたのが2010年11月22日、しかも「この項、未完」となっている。完全に1年以上ほったらかしだ。まあ、同年12月にNTT出版から上梓した『ジャズ耳の鍛え方』が、「その続…

12月17日(土)今日は好例の2011年ベスト盤大会といーぐる大忘年会。このところ毎年言うことだが、ここ10年以上、ジャズアルバムで衆目の一致する傑作というようなものは無くなっている。だから10名以上の関係者が紹介する「ベスト盤」がバッティングするこ…

第464回 2011ベスト盤大会 12月17日かけた人 / リーダー名 / タイトル / レーベル / 曲名1, おおしまゆたか / Cristina Pato / Miles Espanol / Saeta Panpier 2, 後藤雅洋 / Rez Abasi’s Invocation / Suno Suno / Nusrat 3, 須藤克治 / Joel Harrison Stri…

《年末年始のご案内》 12月29日まで、通常営業12月30日は、午後2時から10時まで [12月31日、1月1日、2日休業] 1月3日は、午後2時より10時まで営業4日より通常営業 いーぐる

11月12日(土)中山康樹さんの最新刊『ジャズ・ヒップホップ・マイルス』(NTT出版)刊行記念イヴェント、大好評のうちに幕を閉じた。柳樂光隆さんの若いのに落ち着いた司会進行ぶりで始まったイヴェントは、中山さんによるこの本が出来るまでの内幕話や、ゲス…

第463回 11月12日(土) ●『ジャズ・ヒップホップ・マイルス』出版記念イヴェント 司会進行 柳樂光隆 解説 中山康樹 ゲスト 原 雅明 曲名 / アーティスト 『アルバムタイトル』 の順です。 1.Scenes In The City / Charlie Mingus 『A Modern Jazz Symposium…

11月4日(金)10月29日、30日に下北沢のライヴハウス『音倉』で行われた、関口義人さんと私の共同イヴェント『ジャズとワールド・ミュージックの微妙な関係』、無事終了いたしました。自分たちで主催したイヴェントなのでその首尾のほどを客観的に語るのは難…

10月28日(金)明日はいよいよイヴェント『ジャズとワールド・ミュージックの微妙な関係』の当日だ。2日にわたって行われるこのイヴェント、そもそもは渋谷Li-Po(TEL : 03-6661-2200)をホームグラウンドにして開催される、関口義人さん主宰の『音楽夜噺』…

第463回 11月12日(土) 15:30より ●『ジャズ・ヒップホップ・マイルス』出版記念イヴェント 中山康樹さんの新著『ジャズ・ヒップホップ・マイルス』(NTT出版)の刊行を記念して、今年5回に渡っていーぐるで行われた『ジャズ・ヒップホップ学習会』のゲ…

第462回「ブラックホークの99選をアナログで大音量で聴く会」 10月15日 解説 おおしまゆたか#印をつけたものは、『渋谷百軒店ブラック・ホーク伝説』の「99選」の記事で松平さんの文章が採用されているものです。もともとの『スモール・タウン・トーク』の記…

10月15日(土)今日は松平維秋さんの13回忌だという。もちろん私は彼のことをそれほどよく知っているわけではない。以前CDジャーナルから出たムック『渋谷百軒店ブラック・ホーク伝説』や、今読んでいる浜野サトルさんのブログ『ブラック・ホーク知らずのブ…

第462回 10月15日(土) 15:30より ●アナログで聴くブラックホークの99選 渋谷道玄坂にあった伝説のロック喫茶『ブラックホーク』の関係者が選んだ、ちょっとクセのあるロック名盤を当時のアナログ盤で聴く会です。 解説 おおしま ゆたか第463回 11月…

9月17日(土)今日の連続講演は、先週、私と村井康司さんが渋谷の「Li-Po」でやらせていただいた『ジャズとワールド・ミュージックの微妙な関係』のプレ講演のいーぐる編で、今度はワールド・ミュージックの方々にいーぐるにおいでいただき、ジャズファンに…

9月10日(土)来る10月29日(土)30日(日)の二日間にわたって行われる、ジャズとワールド・ミュージックの交流イヴェント『ジャズとワールド・ミュージックの微妙な関係』のプレ・イヴェントとして、私と村井康司さんとで、関口義人さんが主宰する「音楽夜…

●今回は2回分の選曲リストです 第459回「ヒップホップ・プロデューサーを聴く」 2011年8月27日解説 原雅明 D.J.アズーロ 1.オールド・スクール〜ミドル・スクール マントロニクス/セッド・ジー/ポール・C/トニー・D 「Cold Gettin' Dumb」Just-Ice(1986…

9月3日(土)● 長らく山下さんにお世話になっていた『いーぐるホームページ』、下記のアドレスに引っ越しました。『掲示板』も従来同様お使い願えます。http://www.jazz-eagle.com/ http://jazz-eagle.com/でもOKです。 栗本斉さんと柳樂光隆さんによる「ア…

8月27日(土)まず最初にお知らせを! 長らく山下さんにお世話になっていた『いーぐるホームページ』、今日から下記のアドレスに引っ越しました。『掲示板』も従来同様お使い願えます。http://www.jazz-eagle.com/ http://jazz-eagle.com/でもOKです。ここか…

8月20日(土)マーク・レヴィンソン23.5Lの冷却フィンを手で握り、ボクシングのカウントの要領でゆっくりとカウントする。ワン・トゥー・スリー・・・、ファイヴまで数えられれば、まぁ大丈夫。しかし、フォー辺りで熱くてガマンできなくなって手を離すよう…

いーぐる連続講演 第458回 2011年8月20日 選曲・解説:中山康樹 司会:村井康司 大音量でロックを聴く会:その5 『伝説のロック・ライヴ名盤50』 (講談社文庫) 発売記念 1.Doors / Light My Fire / In Concert (9:54) 2.Janis Joplin / Bye Bye Baby / …

8月17日(水)御茶ノ水に新しく出来たジャズカフェ『GRAUERS』の開店記念パーティに招待される。店名の由来がすぐにお分かりになった方は、相当ジャズに詳しいつわものだ。オーナーがジャズ関係者ならご存知、古庄さんだと知れば、少しはヒントになるか。そ…

第458回 8月20日(土)今回に限り4時より ●大音量でロックを聴く会:その5 解説 村井康司 × 中山康樹第459回 8月27日(土) 3時30分より ●「ヒップホップ・プロデューサーを聴く」1.オールド・スクール〜ミドル・スクール マントロニクス/マーリー・マ…

・2011/7/30 いーぐる連続講演第455回 ヴァイブ特集 ヴィブラフォンについて ・1921年頃に米国の楽器メーカー、ティーガン社が開発した楽器がヴィブラフォンの誕生とされている。 ・マリンバ同様に音板の下に共鳴菅が並んでいて、共鳴菅の上端に丸いはね…

8月13日(土)阿部さんの講演は今までもう何回やったのか数え切れないほどだが、ハッキリとした特徴がある。まず取り上げるテーマが典型的な「ジャズ喫茶もの」なのだ。「ジャズ喫茶もの」という言い方は今では通じにくくなってしまったかもしれないけれど、…

第457回 いーぐる連続講演 2011年8月13日 ソニー・クラーク特集 VOL.2 選曲 阿部 等 曲 名 /リ−ダ− /アルバム・タイトル/レーベル/録音 パーソネル 1 BLUE MINOR/ SONNY CLARK/ COOL STRUTTIN'/ BlueNote/ 1958.01.05/ Art Farmer(tp),Jackie McLean(as),Son…

8月6日(土)7月2日の『河内音頭』の講演の打ち上げで、「今ジャズ界でヒップ・ホップのことが話題になっているのだけど、よくわからないんですよ」と鷲巣さんにコボしたら、ヒップ・ホップが盛んになる直前までの状況なら非常に詳しいという嬉しいご返事。…

●当方の手違いで、掲載が遅れてしまいました。申し訳ありません。いーぐる連続特集 第453回 2011.7.16 「ジャズ史で学ぶ世界の不思議」 vol.2 「アラブ発、ヨーロッパ・アフリカ経由、アメリカ着:ブルースとモード音楽の不思議な旅」 おおしまゆたか×村…

7月31日(土)今日の山中修さんによる「ヴァイブ特集」、想像以上の素晴らしさだった。「以上」と言うからには想定範囲を明らかにしておくと、「夏向きの、涼感誘うヴァイブの名演が聴けるのだろう、それなら山中さんの選曲に抜かりはあるまい」ぐらいの意味…

いーぐる連続特集 第454回 2011.7.23 「1958年に生まれて 1958年生まれの音楽ライターの私的音楽史 1970-2011」 佐藤英輔×村井康司 ●〜73年 ☆・The Beatles/Lovely Rita 『Sgt. Peppers Lonely Heart Club Band』(Apple,67) ☆・The Rolling Stones/Stop B…

7月23日(土)ともに1958年生まれの音楽評論家お二方、佐藤英輔さんと村井康司さんの対談形式の音楽談義、実に面白かった。まず、同い年生まれでも、佐藤さんと村井さんの音楽体験はけっこう異なっているのだ。これが興味深い。私たち団塊世代なら、思春期以…