2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

think.32主知主義批判の続きの前に、またちょっと哲学私見を追記しておく。think.31で、私の哲学に対する姿勢は哲学自体に対する知的好奇心と、道具としての哲学の二つに分かれると書いたが、当然その各々で哲学に対するスタンスは異なる。前者では、例えば…

think.31哲学に対する私見を述べておく。その前にひと言断っておきたいのは、世間の哲学に対する偏見である。それは、あまりにも哲学を後生大事なものと崇め奉る心理の裏返しがもたらす、無意味な反発だ。これは芸術に対する態度と同じで、芸術、哲学を語る…

いーぐる連続講演第432回 2010/11/13 ロックを大音量で聴く会part4 『ジョン・レノンから始まるロック名盤』(講談社文庫)発刊記念 70年代ロックを大音量で聴こう! 解説:中山康樹 司会:村井康司 1 John Lennon / God (4:00) from "Plastic Ono Band" 2 …

11月13日(土)「大音量でロックを聴く会」の4回目は、中山康樹さんの『ジョン・レノンから始まるロック名盤50枚』(講談社文庫)の刊行を記念して、同書からの選曲で進められた。司会進行は村井康司さん。ロックにも詳しい村井さんならではの巧みな質問が、…

『ジャズ耳の鍛え方』( NTT 出版 ) 発売 12月8日(水) 定価 1700円 + 税 テニスやゴルフの上達法の本は当たり前に見えるのに、ジャズの聴き方の上達法と言われると、首をかしげる人が多いのではないでしょうか。しかし、ジャズの聴き所を掴むテクニックは…

think.302008年の9月17日にthin.29-1を書いて以来、もう2年が過ぎてしまった。中断の理由は、議論の場がcom-postの『往復書簡』に移行したこともあるが、「いーぐる掲示板」と同じように、ごく一部の読者は私の議論に対する賛否以前に、(当方の説明不足もあ…

10月30日(土)あいにくの天気でどれほどお客様が見えられるか気がかりだったが、荻原さんのサンバ特集、思いのほか多くの皆様にご来会いただき、たいへん驚くとともに、ブラジル音楽ファンの熱い意気込みを感じた。正直に言って、私のラテン音楽に対する理…

第431回 「カルトーラとノエール・ローザを偲んで」10月30日(土) 解説 荻原和也第1部 カルトーラ物語 (曲名/歌手・グループ名/作曲年) 1. Chega De Demanda/Velha Guarda Da Mangueira/1928 2. Divina Dama/Francisco Alves/1933 3. Tenho Um Novo Am…