6月10日(日)

 懸案の映像機器導入のため、秋葉にプロジェクター購入に出かける。ネット検索すると、メーカー希望小売価格169800円也のシャープDT-100Jが94500円というお手ごろ価格で出ていたので、さっそく購入。店でテストを済まし、夜は村井康司さん&スィンギン・ココナッツのメンバーたちと豪徳寺で飲み会。彼とは一昨日会ったばかりなのになあ。

6月9日(土)

 今日も「朝カル」と益子さん連続講演の2回戦。私の方はマイルス絡みの最終回でエレクトリック・マイルス。大好きな『ダーク・メイガス』を大音量でかけ、かなりハイになる。それにしても、ジャズほど安上がりにハイになれる音楽もない。もっとも、感じない方にとってはただの騒音かもしれないが、、、
 実を言うと、昨日の打ち上げで朝まで飲んでおり、あまり寝ていない。カラダのほうはかなり疲れているハズなのだが、よーこさんの素敵な歌声、マイルスの地獄からの誘い、それに益子さんご紹介のバリバリ現代ジャズと、良い音楽はまるで○○のように人を元気にさせる。
 特に益子さんの講演は、今一番関心のある「現代ジャズのわからなさ」に焦点を当て、私が常日頃言っている「聴き所」を、関連音源を参照しつつ示唆してくれるのでありがたい。
 音の持つ「共感覚」とでも言うのだろうか、「触覚」というキーワードで「従来のジャズ」とは違う表現法を取る演奏のポイントを指摘。いまひとつ掴みきれなかった音の表情が鮮明になる。

6月8日(金)

 村井康司さんたちと吉祥寺MANDA-LA2に「あなんじゅぱす」の公演「水半球」を聴きにいく。ひらたよーこさんのライヴはかなり観ており、先日は初めて役者としてのよーこさんも青年団の芝居「東京ノート」で拝見。自然体の演技は普段とあまり変わらないが、1回だけで感想をいうのは早いだろう。
 「あなんじゅぱす」の方はこのところ毎回趣向が変わるのが面白い。1度観てあれっと思うようなところが、次には完全にこなれて行くのが良くわかる。「水半球」は詩人西脇順三郎の故郷、小千谷を皮切りに東北各地をツアー、今日はその最終日とのこと。
 疲れも見せず1曲目から快調に歌うよーこさんからは、いかにもライヴを楽しんでいる様子が観客に伝わってくる。いつもは途中で休憩を取るが、今回はアンコールも含め100分近く一気に歌い切る。素晴らしい。
 終演後、例のごとく打ち上げに参加。音楽監督である只野さんが昔バイク少年であったことが判明。8時間耐久レースにも出場したというが、東京から北海道までの(未公認)公道レースの話が面白かった。時速150キロで転倒し無事だったというのは奇跡に近い。一気に只野さんを尊敬する。