● 第562回 7月25日(土曜日) 午後3時30分より 参加費800円+飲食代
四谷「いーぐる」にGO JAZZ!!!

90年代、ジャズの往く道を示すも
ジャズ界に黙殺された
ベン・シドラン主宰
愛と正義の名レーベルGO JAZZ
早過ぎたその音楽を今だからこそ聴いて語る3時間
19時より近隣で懇親会あり。先着順・会費制

出演:ジャズの巨人 後藤雅洋 × ロックの超人 吉成伸幸 × ソウルの鉄人 吉岡正晴
進行:行方均+坂本涼子

GO JAZZはロック・エイジの知性派ジャズマン、ベン・シドランが1990年、日本の友人吉成伸幸(60年代後半花のサンフランシスコ在住、ロック評論家を経て当時ポリスター・レコード役員)の協力を得て設立、自分や仲間のミュージシャンたちの自由な音楽制作の舞台としました。同年9月25日、自身の『クール・パラダイス』を日本先行発売、以降10数年間で20タイトル余を発表し、現在その精神はベン自身のNardisに継承されています。GOには囲碁=東洋の叡智の含意もあります。

今、GO JAZZは行く!すべての音楽ファンのボーダーを越えて
★2015年最新リマスタリング★最新解説・歌詞付き
7月8日発売・全10タイトル・各¥1,852 + tax
Ben Sidran / COOL PARADISE
Ben Sidran / OLD SONGS FOR THE NEW DEPRESSION
Ben Sidran / BOP CITY
Ben Sidran / MR. P’S SHUFFLE
Bob Malach / MOOD SWING
Georgie Fame / COOL CAT BLUE
Ricky Peterson / SMILE BLUE
Phil Upchurch / WHATEVER HAPPENED TO THE BLUES
Will Lee / OH!
Leo Sidran / L. SID


● 第563回 8月1日(土曜日) 午後3時30分より 参加費600円+飲食代
コールマン・ホーキンス パート1』〜フロム・ブルース・トゥ・スイング

1930年代に入ると、トランペットの花形楽器の地位はテナーサックスに奪われます。脇役にすぎなかったテナーサックスを主役級のソロ楽器に育て上げた立役者がコールマン・ホーキンスでした。その歩みはテナーサックス発展史そのものと言えます。パート1では、十代で加わった女性ブルース歌手、メイミー・スミスのバンドでの最初期、看板ソロイストを張りスタイルを築き上げていくフレッチャー・ヘンダーソン楽団時代、5年に及ぶ滞欧時、帰米後のテナーバラードの大金字塔《ボディ・アンド・ソウル》や、吹き込みストライキ明け後に始まる第一の絶頂期と、1922年から44年までの名演の数々をお聴きいただきます。あわせて、テナーサックスはトロンボーンに似たリズム楽器の類だったという定説に疑問を呈します。アーリージャズはお勉強では?との懸念は無用、坦々麺のように熱く濃厚な名演の連続には誰しも血沸き肉躍ることでしょう。

                           解説 林 建紀


● 8月3日(月曜日) 新譜紹介イヴェント “NEW ARRIVALS”Vol.19
20:00〜22:00

《予約不要、ノーチャージ、飲食代金のみでお気軽にご参加いただけます》

ユニバーサルジャズとディスクユニオンの共同主催による、新譜紹介イヴェント。毎回話題の新作をていねいな解説付きでゆっくりとご試聴いただけます。お気に入りのアルバムをその場で購入することも出来ます。ジャズシーンの動向がいち早く知れる話題のイヴェントで、私も大いに参考にさせていただいてます。みなさま、ぜひお気軽にご参加ください。

なお、試聴中はお静かにお聴きくださりますよう、お願いいたしておりますので、その旨ご配慮ください。


● 第564回 8月8日(土曜日) 午後3時30分より 参加費600円+飲食代
『日本のブラジル音楽』

ラテンやタンゴに比べると歴史の浅い、日本におけるブラジル音楽史を振り返りながら、論者が現場で制作に関わり始めた78年から、多彩なブラジル音楽が溢れる現在までの変遷を、ジャズやJ-POPとの関連も含めて総まとめします。

                           解説 中原 仁


● 第565回 8月15日(土曜日) 午後3時30分より 参加費600円+飲食代
コールマン・ホーキンス パート2』〜フロム・ビバップ・トゥ・ハードバップ

1940年代に入ると、スイングの凋落と同期して新しいムーヴメントが胎動します。ビバップです。終生、進取の気性に富んだホーキンスはこの動きにいち早く共鳴し、リーダー録音にマックス・ローチファッツ・ナヴァロといった若手を起用していき、やがてハワード・マギーやマイルスを擁したグループを編成します。パート2では、ビバップに励んだ時期、再興した中間派ジャズで存在感を示した時期、ローチやモンクなど、ハードバッパーとの共演に始まり、トミフラらを擁したグループで味わい深い佳演を残した第二の絶頂期と、1944年から68年までの名演の数々をお聴きいただきます。あわせて、ビバップに挫折して己を見失うも中間派ジャズの再興により本来の良さを取り戻したとする定説に異を唱えます。リーダー録音を含め、多くがバッパーやハードバッパーとの共演なので親しみやすく、男盛り〜円熟期の至芸を満喫できることでしょう。

                           解説 林 建紀


● 第566回 8月22日 (土曜日) 午後3時30分より
 参加費1000円+飲食代『dublab.jp presents Album Listening Session Vol.2』

“クラシック”とされるアルバムを、優れたサウンド・システムで丸々1 枚聴いてみようというイベント。特に、普段は音質的な観点から聴かれることの少ないヒップホップやクラブ・ミュージックを中心に選盤し、 都内随一のジャズ喫茶として歴史を重ねてきた「いーぐる」のサウンド・システムで再生。“2015年の耳”で音質的な観点からアルバムを 評価する。
2回目の今回は、D'Angeloのデビュー・アルバム『Brown Sugar』のリリース20周年記念アナログ・リイシュー盤を取り上げる。

ゲストは、ジャズ、R&Bから、ヒップホップやビート・ミュー ジックにまで知見の深いドラマーの沼澤尚。ホストはdublab.jpの原雅明

                 ホスト:原 雅明   ゲスト:沼澤尚

《予約は下記のフォーマットから行ってください》

http://dublab.jp/2015/07/dublab-jp-presents-album-listening-session-vol-2/


● 第567回 8月29日(土) 午後3時30分より 参加費600円+飲食代
イスラームの音楽』
                        解説 おおしまゆたか


●第568回 9月5日(土) 午後3時30分より 参加費1000円+飲食代
「映画『Cu-Bop』で知るキューバンジャズの世界」

今週末公開の話題の音楽映画 『Cu-Bop』。リアルなキューバ音楽を伝える映画の各シーンを監督自らが解説しながら、日本では聴く機会の少ないキューバンジャズの名演を鑑賞する。ゲストも予定しています。


● 第569回 9月19日(土) 午後3時30分より 参加費600円+飲食代
『追悼・菊地雅章
惜しくも亡くなってしまったプーさんこと、菊地雅章の音楽を回顧します。

                           解説 村井康司


● 第570回 9月26日(土) 午後3時30分より 参加費1000円+飲食代
『BYG特集』
知られざるアヴァン・レーベル「BYG」のすべてをその方面に詳しいお二方が縦横に語ります。
                      解説 吉田隆一 × 須藤 輝


● 第571回 11月7日(土) 午後3時30分より 参加費600円+飲食代
『ジャズ・コーラス特集』
                             解説 山中 修