6月13日(土)

鷲巣さんという方は、小針さんにご紹介いただいたのだが、私たちジャズファンの間で昔から言われている「音楽好きは音楽好きを知る」ということが、またもや実感された。鷲巣功さんによるジャンプ・ジャイヴの講演は、とても楽しく“お勉強”ができた素敵なイヴェントだった。
私たちの世代のジャズファンは、ジャズ史を「正史」で学んできたので、その裏側というか、「もう一つの黒人音楽の歴史」については、漠然とした知識しか持ち合わせていない。
それが今回の鷲巣さんの講演によって、「ああ、そういうことなのか」とおぼろげながらではあるけれど、光が差し込んできたのである。鷲巣さんは「初めてだから緊張する」などとおっしゃっていたが、なめらかな語り口から繰り出される的確な説明が、今までなんとなく頭に浮かんではいたものの、モヤモヤとして不定形だったジャンプ・ジャイヴのイメージに、しっかりと輪郭を与えてくれたのだ。
また、親しみやすい語りかけの中にも、鷲巣さんの音楽ファンとしての混じりけの無い情熱がうかがわれ、これがとても気持ちがよい。このところ、村井さんのご紹介により知り合う機会に恵まれたおおしまさんにしても、今回の鷲巣さんにしても、ジャンルは違えども、「ああ、この人たちはほんとうに音楽が好きなのだなあ」と実感できる方々と同じ空間を共有できる幸せをしみじみと感じることが多い。ありがたいことである。
例の打ち上げはやはり福翔。主賓、鷲巣さんを中心に、紹介者小針さん、そして小針さんの盟友三具さん、おおしまさんとその紹介者村井さんに101空挺師団長阿部ちゃん、com-postメンバーの林さん、八田さんに、同じくcom-post往復書簡の仲間、miyaさんなど、総勢10名以上で囲む円卓は、まさに音楽ファンの梁山泊。ここには誰もが参加できるのである。
濃い音楽談義の脇で、八田さんとドーナッツの話が始まり、彼の、ミスドの“ハニーディップ”は何個でも食べられるという恐ろしい発言をきっかけに、店員に“ハニートラップ”くださいと言ったらどうなるか、などとバカバカしい話題でも盛り上がり、実に楽しい一日でありました。鷲巣さん、ありがとうございました! これを機会に、ぜひまた講演お願いいたします。