第411回 2月20日(土)3時30分より
● ビリー・ホリディ特集                         解説 金丸正城
                               
第412回 2月27日(土)今回に限り4時より
● 実験音楽とジャズ
フィリップ・ロベール著『エクスペリメンタル・ミュージック』 (NTT出版)は、20世紀初頭からゼロ年代に至る、様々な 「実験的な音楽」を紹介した本ですが、ジャズ・ミュージシャンやジャ ズを経験した音楽家も多く取り上げられています。同書で紹介されている音楽を中心に聴きながら、ジャズと実験音楽の関係を考えます。
                                      解説 柴 俊一
第413回 3月6日(土)3時30分より
● アル・ヘイグ特集                          解説 八田真行
                               
第414回 3月13日(土)今回に限り4時より
● ウォーン・マーシュ特集
白人テナー・サックス奏者、ウォーン・マーシュは不世出のインプロヴァイザーです。超個性的なアドリブの鬼です。ただ、押し出しの良いプレイをしないので印象のもやもやしている人が多いのでは?世間的イメージとしては、理知的でクールな演奏をするトリスターノ派の中で リー・コニッツの影に隠れぎみのナンバー・ツーといったところでしょうか。彼、とても引っ込み思案なんです。その性格が反映したかのように奥に引っ込んで吹いているようなプレイです。ですが、それゆえに確保できた表現の奥行きというのもあるわけで・・・、そこに気付くと大きな快楽が待ち受けています。マーシュを聴いて、ジャズのアドリブの醍醐味を一緒に味わいましょう。           
                                       解説 鈴木洋一