●第675回 『いーぐる連続講演』
選曲リスト 解説・選曲 林田直樹
第19回横断的クラシック講座「ブラームスはお好き」
~ロマ文化との接点~
アンドレアス・オッテンザマー(クラリネット) レオニダス・カヴァコス、クリストフ・コンツ(ヴァイオリン) アントワーヌ・タメスティ(ヴィオラ) シュテファン・コンツ(チェロ) エーデン・ラーツ(コントラバス) オスカール・エケレシュ(ツィンバロム)
Universal
~愉快に、気ままに、人生を楽しむ~
- ブラームス:セレナードop.106-1 ※約2分
クリスタ・ルートヴィヒ(メゾソプラノ) レナード・バーンスタイン(ピアノ)
~鬱蒼とした弦に宿る、ほの暗い情念~
ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ) カール・シューリヒト指揮 ウィーン・フィル
London
~ウィーンのカフェ文化で生まれた、大衆音楽の源流~
- ブラームス:愛の歌op.52より ※約9分
第1曲「私に話して、乙女よ」
第2曲「奔流は岩にぶつかり」
第3曲「ああ、女性よ」
第4曲「夕方の晴れやかな夕日」
第5曲「青々としたホップの蔓が」
第6曲「可愛らしい小鳥」
シグヴァルズ・クラーヴァ指揮 ラトビア放送合唱団 ダーツェ・クラーヴァ、アルディス・リエピニェス(ピアノ)
ondine
~晩年の大ヴァイオリニストの心をとらえた室内楽~
ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン) グレゴール・ピアティゴルスキー(チェロ) レナード・ペナリオ(ピアノ)
~言葉にはならない、香りのようなもの~
- 「メロディのようなものが僕の心に」op.105-1 ※約2分半
ペーター・シュライアー(テノール) ペーター・レーゼル(ピアノ)
~「森や林の神秘的な魅力に満ちた宝石のような音楽」(クララ・シューマン)~
~避暑地の川のほとりで散策をしながら~
イザベル・ファウスト(ヴァイオリン) アレクサンドル・メルニコフ(ピアノ、1875年製ベーゼンドルファー)
~孤高な峻厳さと悲しみの色~
アントニオ・ペドロッティ指揮 チェコ・フィル 1958年録音
Supraphon
~「セクシーだと思わないかい」「え、何だって?」~
グレン・グールド(ピアノ) 1960年録音・通常盤とは別テイク
~老いた作曲家の創作欲を再び燃え立たせた、クラリネットの音色~
レオポルト・ウラッハ(クラリネット) ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団
~ブラームスの影響(1)堅牢で古い様式のなかに込められた暗い世界~
universal
~ブラームスの影響(2)時間もドラマも封じ込める新しい旋律への希求~
- 武満徹:海へ ~第1曲:夜 ※約4分半
~国家が滅亡しようとする極限的状況で、音楽はどのように鳴っていたか~
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィル 1945年1月22、23日 ドイツ帝国放送局による、第2次世界大戦終結前最後の演奏会のライヴ録音
Berliner philharmoniker
~芸術家の心を持つ、親しい友人の死に際して~
- ブラームス:哀悼の歌op.82 ※約12分
ジョン・エリオット・ガーディナー指揮 オルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティク モンテヴェルディ合唱団
SDG