「第二波にどう備えるのか?」

 

 

緊急事態宣言が解除され、「第二波」の恐れが喧伝されつつも、少しずつ日常生活が戻って来たようです。とは言え、当店の売り上げは宣言中の8割減という壊滅的状況こそ改善されたものの、午後10時までの短縮営業と相変わらずの自粛ムードのため、いまだ半減状態です。

 

おかげさまで有志の方々の好意的募金、好評な支援グッズの売り上げによって、当面「いーぐる」は生き延びておりますが、こうした状況が続けば、いずれ苦境に陥ることは眼に見えています。おそらく多くのジャズ喫茶さん、ライブハウス経営の方々、そして飲食店、居酒屋さんの台所事情もさほど変わらないはずです。

 

6月7日の朝日新聞デジタル版記事によると、3ヵ月ぶりに新型コロナによる死者が0人となったそうです。これまでお亡くなりになられた919人の方々のご冥福を祈りつつ、生き残った私たちにとってこれは朗報と言っていいでしょう。

 

もちろん「第二波」の可能性は残っており、危機を最大限に見積もって年内に第一波の倍の死者が出てしまったと仮定してみましょう。何と1838人もの死者が出ることとなります。第一波と合算すれば、年間2757人という膨大な数字となります。

 

ところで、2018年の日本の年間インフルエンザ死亡者数は3325人だったそうです。先のことは誰にもわかりませんが、私が悲観的に想定した特効薬の無い新型コロナ死者数より、ワクチンも治療薬もあるとされるインフルエンザ死者数の方が、500人ほど多いようですね。

 

思い出してみましょう、一昨年の夏、暑さをガマンしてマスクをし続ける人など、滅多に見かけませんでしたよね。

 

二つの考え方が出来るでしょう。一昨年は不用心に過ぎた。あるいは、今の状態は心配のし過ぎだ。