2月15日(金)

村井康司さんたちがオーディオ・イヴェントの打ち合わせに来店。私は知らなかったが、今オーディオ・ファンの間では高品質CDが話題になっているらしい。だが、安い輸入盤に比べかなり高価なので、買い換えるべきかどうか迷っている人が多いという。また、それをパソコンに取り込んだ音質についても、マニアックなファンたちの間で議論になっているそうだ。
そうしたもろもろをスポンサーなし、つまり聴き手の自由な感想を言い合う場としてのイヴェント開催ということなので、これは面白そう。
どうでも良いことだが、いーぐるの向かいにあるパチンコ屋「パーラー・コメット」のど派手な電飾看板に「使徒殲滅祭」という刺激的な文字が躍っていた。隣がイエズス会御用達キリスト教典礼用品販売の店「ドン・ボスコ」なのでちょっと気になったけれど、もちろん宗教戦争は起こらなかった。


2月16日(土)

去年還暦を迎え、新宿区健康部、健康いきがい課、いきがい係から「ふれあい入浴証」というものを貰った。なんでも月に4回タダで銭湯に入れるという。何時か使ってみようと思い、朝日カルチャーセンターの講座のあと、近くの「塩の湯」に行ってみる。
まだ陽のあるうちの風呂屋は気持ちが良い。聞くところによると、江戸の職人は午後には仕事を終え、風呂に入ってから軽く一杯やったという。昔からそういう生活に憧れていたが、今日1日だけ江戸っ子の真似をしてみよう。
風呂上りに日米会話の通りにある「あおい書店」に寄り、向かいの飲み屋「けむり屋」が開くのを待つが、何しろまだ4時なので一向に開く気配ナシ。痺れを切らし、新道通りの「午後2時から飲めます」という一杯飲み屋で中生とギネス、煮込みと焼き鳥で軽く寛ぐ。ギネスについては蓑田さんの薫陶により、けっこう味にはウルサクなった。正直、ここはイマイチ。
これを読んでいるかもしれない編集者氏が「そんなヒマがあるなら原稿書け」とおかんむりかもしれないので言い訳すれば、6時には帰宅し1時間の午睡のあと、翌日の午前1時までパソコンに向かい、一服がてらにこれを書いております。