第483回 11月17日(土) 【16:00より】
●ニューヨークのユダヤ人/ジョージ・ガーシュウィン
もっともアメリカ的な作曲家ジョージ・ガーシュウィンは、ロシアから移民してきたユダヤ人の両親のもとにブルックリンで生まれました。時代はジャズの祖形ができあがりつつあった1898年。ガーシュウィンの音楽の源はここにあります。「ユダヤ」「ジャズ」「ニューヨーク」で三題噺をつくるとすれば、それはガーシュウィンの生涯を語ることに他なりません。異種混淆の摩擦と緊張。ジャズの成長とともに歩んだ彼の音楽には常にこの三つの要素が認められます。当時の流行歌から、クラシック作品までを聴きながら、ジャズ=ガーシュウィンの関係性を解き明かしたいと思います。
解説 小針俊郎
第484回 11月24日(土) 【15:30より】
● キース・ジャレット特集
■キース・ジャレット:1979―2012
キース・ジャレットは79年に最初で最後となった“ヨーロピアン・クァルテット”のジャパン・ツアーを行った。その時のライヴ作『パーソナル・マウンテンズ』が世に出てから23年を経て、同時期の未発表音源が今年『スリーパー』としてアルバム化。ファンでさえも唐突に感じたこのリリースにちなんで、同作を紹介しながら同クァルテットの魅力を浮き彫りにする。また近年の活動を検証し、今後キースが進むであろう道を探ってみたい。
解説 杉田宏樹
第485回 12月1日(土) 【15:30より】
●ギル・エヴァンス生誕100年記念講演
「ギル・エヴァンスを出発点とするモダンサウンドの発展」
タワーレコードのフリーマガジン、intoxicateの最新号に「ギル・エヴァンス生誕100年 - 我がギル・エヴァンス遍歴」という六ページ(八千字!)に及ぶ瀬川昌久先生の原稿が掲載されていますが、ギル生誕100年を記念し、ビッグバンド・ジャズの権威、瀬川先生にギルの音楽の魅力について語っていただきます。聞き手は、アマチュア・ビッグバンド“スィンギン・ココナッツ”を率いる村井康司さんです。
第486回 12月8日(土) 【15:30より】
●クリード・テイラー特集
ベツレヘム・レコード、チーフA&Rマンを皮切りに、インパルス・レーベルではジョン・コルトレーン、クインシー・ジョーンズを手掛け、A&Mを経てCTIレコードを設立した名プロデューサー、クリード・テイラーの作品をご紹介いたします。
解説 山中 修
第487回 12月15日(土) 【15:30より】
●好例2012ベスト盤大会
今年のベストアルバムの中からそれぞれ選りすぐりの1曲を、いーぐる連続講演・講演者の方々、com-postメンバー一同が解説付きでご紹介する好例イヴェントです。コレを聴けば2012年のジャズシーンが概観できる楽しい催しです。ぜひお越しください。
参加 いーぐる連続講演・講演者 com-post一同
第488回 1月12日(土) 【15:30より】
●新春ジャズ対決! 原田和典 vs 大塚広子
毎年、新春第一弾は原田さんの特別講演でしたが、今年はゲストにDJ大塚広子さんを迎え、新趣向「新春ジャズ対決!」を開催いたします。これは見物、聴きものです!
原田和典 vs DJ大塚広子