• 第660回 5月25日(土曜日) 午後3時30分より 参加費800円+飲食代金

 

アメリカン・ビッグバンド・サウンド

昭和モダン流行歌との奇妙な関係』

 

ビッグバンド・ジャズの歴史的名演を復刻した

羽毛田耕士バンドの映像をたどり、

併せてそのサウンドが「昭和モダン流行歌」に与えた

興味ある影響を探ります。

 

―ききどころ―

 

①2018年9月練馬文化センター開催の「ビッグバンド・ジャズの魅力のすべてコンサート」は羽毛田耕士指揮編曲によりスウィングからモダン、現代までの代表曲をサウンドからソロ、ヴォーカルに至るまで忠実に復刻。その代表曲を映像でたどります。ヴォーカルは紗理が担当しアニタ・オデイエラ・フィッツジェラルドの唱法をスキャットを含めて巧みに表現しています。

 

②「昭和モダン流行歌」(瀬川昌久企画コロムビア・レコードCD2枚組アルバム)には服部良一や似木他喜雄のアレンジでスウィングからバップ・スキャットに至る唱法を演奏や唄に巧妙にとり入れた曲が多数収録されています。

 

講演:瀬川昌久(ジャズ評論家)

 

 

 

 

  • 第661回 6月8日(土曜日) 午後3時30分より 参加費1200円+飲食代金

デトロイト・ジャズ・フェスティヴァルへの誘い〜2018年の報告と19年の展望』

8月末から9月初めの4日間、レイバーデイの週末に開催される「デトロイト・ジャズ・フェスティヴァル」は、一流ミュージシャンが4つのステージに次々に登場し、しかもすべてのステージを無料で鑑賞できる稀有なジャズフェスティバルです。2010年から同フェスを撮影・取材している常盤武彦が、スライドショーと関連音源で、デトロイト・ジャズ・フェスティヴァルの魅力、2019年の同フェスティヴァルの見どころを語ります。ゲストは昨年同フェスを取材した村井康司。昨年同時期にデトロイトで執り行われたアレサ・フランクリンの葬儀の様子もレポートします。

出演  常盤武彦(フォトグラファー、ジャズ・ジャーナリスト)

 ゲスト 村井康司(音楽評論家)

 

 

 

  • 第662回 6月22日 (土曜日) 午後3時30分より 参加費800円+飲食代

『シングル盤で聴くフュージョン(全曲未CD化音源)』 フュージョンの時代、アメリカではラジオのオンエアが重要なプロモーションでした。しかしフュージョンは1曲の時間が長大で、そのままではオンエアしてもらえないことから、聴かせどころを3分に凝縮したプロモ・オンリーの「シングル・エディット・ヴァージョン」が多数作られました。もちろんこれらはアルバムに収録されることはなく、役割を果たすとすぐに消えていきました。今回のイベントではそれらプロモ・シングルや、シングルだけでリリースされたフュージョンの音源を掘り起こして聴いていきます。それらはアルバム・ヴァージョンとは大きく印象の異なるものばかりです。オリジナルを知っている人ほど大きな驚きがあることでしょう。 同時代ということで、キース・ジャレットECM珍し盤もかけます。

 

以下はプレイリストの一部(予定)。いずれも「シングル・エディット・ヴァージョン」で、未CD化の音源です。一部モノラル・ヴァージョンもあります。

パット・メセニー:「アー・ユー・ゴーイング・ウィズ・ミー」「ジェイムス」「ヨランダ・ユー・ラーン」 *ウェザー・リポート:「バードランド」「リヴァー・ピープル」「ダラ・ファクター・トゥー」「ヴォルケイノ・フォー・ハイア」「ブギウギ・ワルツ」 *ハービー・ハンコック:「ハングアップ・ユア・ハングアップス」「カメレオン」「バタフライ」「スパンクアリー」 *チック・コリア「スペイン」「セントラル・パーク」 *グローヴァー・ワシントン・ジュニア「ジャスト・ザ・トゥー・オブ・アス」「ワインライト」 *ブレッカー・ブラザーズ「ドント・ストップ・ザ・ミュージック」「スニーキン・アップ・ビハインド・ユー」 *デイヴ・グルーシン「ラグ・バッグ」 *マイルス・デイヴィス「ファット・タイム」「シャウト」「タイム・アフター・タイム」 *マンハッタン・トランスファー「バードランド」 *キース・ジャレット「アンコール・フロム・ザ・ケルン・コンサート」(2:40 version/4:10 version) ------

 

 

                             解説 池上信次

 

 

 

 

 

  • 第663回(現時点での暫定的回数です) 7月27日(土曜日)午後3時30分より

 

仮タイトル『2019年のライヴ・アンダー』

 

1977年から1992年まで開催され、日本のジャズシーンに多大な影響を与えた伝説的ジャズ・イヴェント「ライヴ・アンダー・ザ・スカイ」関係者が、この歴史的イヴェントを回顧する興味深い講演です。

 

なお、詳細は追って告知いたします。

 

                            解説 上原基章