• 第665回 8月17日(土)午後3時30分より 参加費800円+飲食代金

 

『J-POP・フィーチャリング・マイケル・ブレッカー

~ジャズファンが知らないマイケル・ブレッカー名演集

 

テナー・サックスの巨匠、マイケル・ブレッカー(1949~2007)はまたスタジオ・セッションマンの巨匠でもありました。セッション参加アルバムは800枚超、「J-POP」でも20枚ほどに参加していますが、ここでもマイケルは多彩な表現力を発揮し、多くの名演を残しました。

 

J-POPアルバムへの参加は1977年の野口五郎に始まりますが、格段に増えたのは90年代のこと。マイケルはSMAP吉田美和久保田利伸らのアルバムに参加しましたが、そのうちの6枚が『オリコン』3位以内にチャートイン。そのセールスの合計は360万枚を超えています。この数を見れば、マイケルは日本においてはジャズよりもポップスのサックス・プレイヤーとしてのほうが、はるかに広く認識されているともいえるでしょう。言い換えればこれらは「ジャズファンが知らないマイケルの名演集」でもあるのです。

 

ここでは、それらJ-POPアルバムに参加したマイケル・ブレッカーの名演を厳選して聴いていきます。中にはマイケルが主役にしか聴こえないような演奏も。また、多くはマイケル+スーパー・セッションという編成になっており、サウンドの聴き応えも充分(特にSMAPは最強のフュージョン・オールスターズ)。ポップスは時代の反映だけに、そこからはジャズとフュージョンの歴史やJ-POPの流行、サウンドの変遷(歌謡曲~ニューミュージック~J-POP)も見えてきます。

 

 

*プレイリスト(予定)

野口五郎『GORO IN NEW YORK』より/原 久美子『ノー・スモーキング』より/大貫妙子『コパン』より/久保田利伸ネプチューン』より/古内東子『ストレングス』より/高橋真梨子『Couplet』より/米倉利紀『クール・ジャムズ』より/渡辺美里『スピリッツ』より/SMAP『009』より/吉田美和『ビューティ&ハーモニー』より/ほか

※マイケルに近い人脈ということで「郷ひろみ&24丁目バンド」などもかける予定です。

 

選曲・解説:池上信次

 

 

 

 

  • 第666回 10月12日(土) 午後3時30分より 参加費800円+飲食代金

ジョー・ファレル特集』

 

詳細は後ほど告知

 

                            解説 山中 修