第480回『いーぐる連続講演』選曲リスト

2012年9月29日  司会:柳樂光隆   DJ大塚弘子 vs 後藤雅洋


この日の選曲は、あらかじめ多めに用意してきた音源のなかから、司会の柳樂さんの進行に従ってお互いにその場で選びました。最初は柳樂さんの「大塚さんに聴いてもらいたいアルバム」ということで、私の大好きなウルマーです。


● アーティスト / 曲名 / アルバム名


1, James ‘Blood’ Ulmer / Layout / Are You Glad To Be In America? (後藤)

それに対し、大塚さんがかけたのは


2, Joe McPhee  / Shakey Jake / 『 Nation Time』(大塚)

はじめて聴く人でしたが、黒っぽい感じが気に入りました。
このあたりから話題が「サウンド」と言う話になり、私なりの理解で「サウンド的」に気に入っている


3, Grace Jones / My Jamaican Guy / Living My Life (後藤)

をかけました。ジャズじゃないけど… ドスの効いたリズムがお気に入りです。
大塚さんは


4, 小野誠彦 / Mallets / 『SEIGEN』(大塚)

偶然ですが、このアルバムは大昔当店でアルバイトをしていただいた元ユニバーサル、青野さんの制作。私はハンラハン、プロデュースの


5, Alfredo Triff / Skies North, Club Casino de la Playa, After New York / 21 Broken Melodies At Once (後藤)

ところで、こういう風にお互いが相手のかけるトラックに対応するようにして選曲することを「Back to Back」というそうですが、けっこう面白い。大塚さんは


6, Flying Lotus / Melt!/ 『Los Angeles』(大塚)

これに対し、柳樂さんが「いったいこういうトラックの後にはどういう傾向のものをかけるんだろう?」という質問を大塚さんにしたところ、実例を示してくれました。大変に気持ちの良い流れです。


7, Herbie Hancock / Succotash / 『Inventions and Dimentions』(大塚)

このあたりで少しはジャズっぽいものをということで、私はパーカーです


8, Charlie Parker / Lester Leaps In / Rockland Palace Concert (後藤)

そして最後の〆は大塚さんのカインド・オブ・ブルー、レゲエ・バージョン。マイルス役のトランペッターがえらく巧い。


9, Reggae Interpretation Of Kind of Blue / So What 『Reggae Interpretation
Of Kind of Blue』(大塚)


ということで楽しくイヴェント終了いたしました。