第481回 10月13日(土) 【16:00より】

● 『音楽を深化させている最高水準の現代ブラジル音楽を聴く』

世界的に類を見ない音楽大国ブラジル。その底知れぬポテンシャルを最大限に引き出している、現在のブラジル人ミュージシャン達の音源を聴くイベントです。講師には音楽家であり音楽理論の面でも著作を残す才人・濱瀬元彦氏を迎えます。濱瀬氏が選盤とコメントを寄稿した ラティーナ誌2012年8月号の特集『音楽を深化させている最高水準の現代ブラジル音楽40選』の中から、その太い幹にあたるギンガ、そして9月に新譜『トリス』をリリースするシーンの中心人物=セルジオ・サントス、アンドレ・メマーリ、シコ・ピニェイロに焦点を絞り、その豊かな音楽性の秘密に迫ります。

一部 :ギンガとその周辺について
濱瀬氏いわく「ギンガの出現以後、ブラジル音楽全体が非常に高い水準を目指すようになったと思える」。難解といった言葉でしか語られず、その高度な音楽性に相応しい評論のなされてこなかったギンガという稀代の天才について紐解くと同時に、彼の周辺人脈にも言及します。

二部:アンドレ・メマーリ、シコ・ピニェイロ、セルジオ・サントスの新作『トリス』を軸に、彼らの音楽について
驚くべきクオリティの作品を連発し続ける3人であり、最高峰のブラジル音楽において常に中核をなすキーパースンでもあります。それぞれのソロ作品とその音楽性に迫ります。

             聞き手:花田勝暁、江利川侑介  講師:濱瀬元彦


*ラティーナ2012年8月号と、関連CDの物販アリ。



第482回 10月27日(土) 【16:00より】

● クラシックジャズの魅力再発見
 昔からジャズ喫茶ではモダン以降、とりわけハードバップから新主流派あたりが選曲の中心となり、サッチモやエリントンに代表されるモダン以前のクラシックジャズはあまり紹介されることがありませんでした。
 しかし、時代を超えたこの時代のジャズマンならではの表現力の濃さを聴き逃してはモッタイナイ。というわけで長年レコード業界で鳴らした元早稲田ニューオルリンズ出身の青野さんにクラシックジャズの魅力をわかりやすく紹介していただこうということになりました。

                               解説 青野浩史


第483回 11月17日(土) 【16:00より】

● ガーシュウィン特集
 アメリカン・ミュージックの父とも言うべき作曲家、ガーシュウィンにスポットを当てた特集です。
                               解説 小針俊郎


第484回 11月24日(土) 【15:30より】

● キース・ジャレット特集
 ご存知キース・ジャレットの魅力を、キース研究の第一人者、杉田さんに存分に語っていただきます。
                               解説 杉田宏樹