• 第663回 7月20日 (土曜日)午後3時30分より 参加費1200円+飲食代

『越境する音楽家たちによる対話』~関口義人、新著刊行記念イヴェント

 

7月刊行のこの本には日本で活動する音楽家30人が2人1組の対談形式で参加し、それぞれが目指した世界の音楽へと向かったきっかけや現在のその成果を語りあっている。本書に登場する8名の女性ミュージシャンの中の一人、会田桃子さんはアルゼンチンでの長い生活でタンゴを学び日本でも有数のタンゴバンドでバイオリニストとして活動してきた。

いわゆるワールドミュージックとしてくくられてきた世界の音楽だが、音楽家自身はあくまで”ワールドミュージック”というより自分の目指した領域の音楽に焦点を絞って研鑽してきた。今回の会田さんの対談相手はブラジル音楽でギターを演奏する笹子重治氏だったが、この2人の関係性はブラジルとアルゼンチンという隣国同士の関係性よりはるかに距離が感じられ、この2つの国が全く異なる文化を有する国であることが明確だった。では80年代に世界に拡散した「ワールドミュージック」とはいったい何だったのか?リスナーの抱く世界観と音楽家自身が描く世界観とのずれに着目しながら対談を進めます。

 

:当日は新著の即売も行います。

 

対談:関口義人(著者)× 会田桃子(タンゴバイオリン奏者)

 

            

 

 

  • 第664回 7月27日(土曜日)午後3時30分より 参加費1200円+飲食代金

『2019年のLIVE UNDER THE SKY』  

 

夏が来れば思い出す・・・。1980年代の東京のジャズ・ファンにとって、7 ⽉最終の⼟⽇2⽇間は、よみうりランドの「オープンシアターEAST」という 聖地巡礼のための時でした。ライブアンダーでシーンの「最前線」を体感し、 8⽉の斑尾やMt.Fujiでノホホンと「ノスタルジー」を楽しむ。30数年前に は、そんな幸せな「夏時間」がありました。 1977〜1981年@⽥園コロシアム、そして1983〜1992年@オープンシアタ ーEASTと計15回開催された「LIVEUNDERTHESKY」。伝説のVSOPク インテットやマイルス、ロリンズ、オーネット、サン・ラ、ハービー、チッ ク、メセニー、サンボーン、ギル・エヴァンスwithジャコ、さらにロバータ・ フラッグ、ミルトン・ナシメントブラック・ウフルなど、その多彩なライン ナップはまさしくプロデューサーであった鯉沼俊成⽒の慧眼の証でした。イベ ント・タイトルにあえて「ジャズ」という⾔葉を付さなかったこ画期的マーケ ティング思考や⼤胆な演出やメディア・ミックスetc.、ライブアンダーに出会 ったからこそ⾳楽の仕事に就いたという⼈間は私を含めて⼤勢います。 当⽇は取材等でライブアンダーの出演アーティスト達と幅広く接してこられた 池上⽐沙之さんをゲストに迎え、マイルスを筆頭に様々なエピソード・トーク を交えながら、公式ライブ・アルバムやTVオンエア映像であの熱気を追体験 していきます。秘蔵⾳源や貴重なお宝グッズの開陳、さらに参加者の皆さんへ のプレゼント資料もご⽤意しております。どうぞ、ご期待ください! あの夏の⽇の感動が、いーぐるに蘇る!

 

トーク:Moto上原(元SMEジャズ・ディレクター)

ゲスト:池上⽐沙之(⽂筆家) 内山 繁(カメラマン)