2014-01-01から1年間の記事一覧

2014/07/12 ● 「今、“フュージョン”を語り尽くす」鼎談 : 村井康司 × 大和田俊之 × 柳樂光隆 アーティスト名/ タイトル曲 / 収録アルバム の順です。 前半1 Seawind / He Loves You / 『SEAWIND』2 Brenda Russell / Lucky / 『LOVE LIFE』3 Azimuth / Fly …

7月26日(土)ハードバップ・マニア、阿部さんのリー・モーガン特集、期待通りの素晴らしさだった。ある意味でベタな選曲とも思えるが、それでいいのだ。誰もが知っている名盤が名盤足りえるのも、モーガンの参加に負っているところ大だからである。たとえば…

第535回 いーぐる連続公演 2014年7月26日 リー ・モーガン特集 選曲 阿部 等 曲名 リーダー アルバム・タイトル レーベル 録音 時間 パーソネル 1 DISHWATER LEE MORGAN/WYNTON KELLY DIZZY ATMOSPHERE Specialty 1957.02.18 12:06 Lee Morgan(tp),Al Grey(tb…

7月12日(土)村井康司、大和田俊之、そして柳樂光隆、今一番注目を浴びている音楽評論家が一堂に会する。これだけで注目を集めることはわかっていたけれど、まさかこれほどお客様がおいでになるとは! 明らかに誤算でした。というのも、テーマがフュージョ…

第534回 7月12日(土曜日) 【15:30より】 ● 「今、“フュージョン”を語り尽くす」1970年代、一世を風靡した“フュージョン”を、もろフュージョン世代の村井さんと後追い世代の大和田さん、そして(おそらく)あまりその実態を知らないであろう柳樂…

第533回 民衆を熱狂させる“リオのサンバ”の真骨頂解説 佐藤由美 DEN 第1部 Primeira parte ★ベッチ・カルヴァーリョ Beth Carvalho 01. Vou festejar (Jorge Aragão, Neoci, Dida) [“De pé no chão” 1978] 02. Coizinha do pai (Jorge Aragão, Almir Guinet…

6月21日(土)佐藤由美さんは、以前花田さんプロデュースによる濱瀬さんの「ミナス派特集」の際紹介されたが、ほとんど初対面。しかし今回のサンバ特集、その道の第一人者ならではの詳しい解説と優れた選曲でほんとうに素晴らしかった。何より、それまで通り…

第532回 6月14日● 「ショウビズ世界が聴きとったマイルス・ノネット・サウンド」 選曲 小針俊郎 1 Porgy and Bess Overture Russell Garcia & his Orchestra 2 Move Art Pepper, as., w. Marty Paich Dek-tette 3 Move Miles Davis Nonet 4 Snow Fall …

6月14日(土)本日の小針さんによるウエスト・コースト・ジャズがらみの講演、個人的には微妙なタイミングだった。というのも、現在刊行中のCD付きムック『JAZZ 100年』(小学館)のウエスト・コースト・ジャズの巻の執筆が、ちょうど終わったところだったか…

6月11日(水) 【優れた修復で蘇った、フェリーニの名画】朝の9時から、神宮前にあるオノセイゲンさんのスタジオで映画を見る。「いーぐる」ホームページの初代ウェブ・マスターだった「イマジカ」の山下泰司さんが制作した、イタリアの巨匠、フェデリコ・フ…

第532回 6月14日(土曜日) 【15:30より】 ● 「ショウビズ世界が聴きとったマイルス・ノネット・サウンド」ハリウッドをはじめとする米国のショウ・ビジネスの世界は長くジャズに対して冷淡だった。冷淡というより鈍感、もしくは黒白のレイス・マ…

6月7日(土)長くジャズ喫茶を経営し、近頃では「ジャズ入門書」なども手がけている。ジャズ喫茶店主としては幅広くジャズを紹介することを心がけ、またジャズ本著者としてはジャズという音楽ジャンルの聴き所をわかりやすく解説することを目指している。と…

第531回 「ジェームス・ブラッド・ウルマー特集」その2 2014.6.7 選曲 佐藤英輔 ▶1 JAMES BLOOD ULMER/ARE YOU GLAD TO BE IN AMERICA 『ODYSSEY』(COLUMBIA,1983) ▶2 JAMES BLOOD ULMER’S BLACK ROCK REVIVAL/ HOUSE ON FIRE ( com 『KNITTING FACTORY TO…

第531回 6月7日(土曜日) 【15:30より】 ● ジェームス・ブラッド・ウルマー特集・その2 4月にもった、ジェイムズ・ブラッド・ウルマーを筆頭とする壊れたブラック・ミュージックの担い手たちを追う特集の第二弾です。場が“いーぐる”ということ…

5月24日(土)サルサといえばサルサソースぐらいしか知らないラテンオンチですが、真保みゆきさんによるウィリー・コローン特集、良かったです。まあ、「サルサソース云々」は冗談で、以前伊藤嘉章さんに映像付きでニューヨーク・サルサの実態を講演してもら…

第530回連続講演 ウィリー・コローン特集 2014.5.24 "俺はリーガル・エイリアン"〜サルサの周縁を拡げた男〜 選曲 真保みゆき Part 1. 越境するリズム 1. Willie Colon "Nueva York"(from "SOLO" 1980) 2. Willie Colon "Jazzy"(from "EL MALO" 1967) 3. jo…

第530回 5月24日(土曜日) 【15:30より】 ● "俺はリーガル・エイリアン"〜サルサの周縁を拡げた男 ニューヨーク・サルサを代表するスター/プロデューサーでありながら、この男が作ってきた"サルサ"は何かが違う? ブガルーからレゲトンまで、"や…

いーぐる連続公演 第529回 5月17日(土曜日) ●「チャカポコ」の逆襲〜ラテン・ジャズとは何か? 岡本郁生 ★「ラテン・ジャズ」とはもともと「インストゥルメンタル・マンボ」である。Mambo Inn / Mario Bauza ‘Afro-Cuban Jazz’ Caraven / Duke Ellin…

5月17日(土)岡本郁生さんと伊藤嘉章さんによる「チャカポコの逆襲」、思ったとおり意義深いものだった。と言うのも、このところ私の関心がジャズとラテン・ミュージックの関係について向かっており、その辺りについて詳しい岡本さん、伊藤さんのご意見は大…

第4回 NEW ARRIVALS 2014.4.28 ●ユニバーサルジャズ 斉藤嘉久 BRIAN BLADE / LANDMARKS quasimode / MY FAVORITE SONGS BUGGE WESSELTOFT / OK WORELD PAUL BLEY / PAUL BLEY 上原ひろみ・ザ・トリオ・プロジェクト / ALIVE ●ディスクユニオン 羽根智敬 JAS…

●第4回 『New Arrivals』 4月28日(月曜日) 【20:00〜22:00】 《この催しはノーチャージ、飲食代金のみでおいでいただけます》 ユニバーサルジャズとディスクユニオンの共同主催による、好例の新譜紹介イヴェントです。 ●来日記念トークイベ…

第528回 4月19日(土曜日) 【15:30より】 ●現代ブラジル"ミナス派"を聴く。〜アントニオ・ロウレイロ、アレシャンドリ・アンドレス、クリストフ・シルヴァを中心に〜 選曲 濱瀬元彦 ■Part I / Antonio Loureiro, Rafael Macedo, Alexandre André…

4月19日(土)濱瀬さんと成田さんによる対談形式のブラジル“ミナス派”の音楽、いろいろと思うところがあった。まず、これは濱瀬さんの審美眼によるところが大きいと思うのだが、すべての音源のクオリティが非常に高い。また、“ミナス派”とくくられるだけあっ…

4月12日(土)佐藤英輔さんは1958年生まれ、どういうわけかこの年は村井康司さんはじめ優れた音楽評論家が輩出している。ちょうど私より一世代下のこの方々からは教えられることが多い。特に英輔さんは私などが疎いロック、ファンク、ブルースなどジャズ隣接…

<美は乱調にあり。ジェイムズ・ブラッド・ウルマーをめぐる冒険> 2014年4月12日@いーぐる 選曲 佐藤英輔 ▶1 JAMES BLOOD ULMER / MOONS SHINE TALES OF CAPTAIN BLACK (ARTIST HOUSE,1978) ▶2 JAMES BLOOD ULMER / REVEALING REVEALING (IN+OUT,1990./ R…

第527回 4月12日(土曜日) 【15:30より】 ● 美は乱調にあり。ジェイムズ・ブラッド・ウルマーを巡る冒険。 オーネット・コールマンのハーモロディック・ファンクの立役者であった、ジェイムズ・ブラッド・ウルマーを中心に、ジャズの鬼っ子楽器…

4月5日(土)中平穂積さんの写真集『Hozumi Nakadaira : Jazz Giants 1961-2013』出版記念パーティに出席する。中平さんはぼくらジャズ喫茶オヤジの大先輩であると同時に「お父さん」として、親しまれ慕われているジャズ界のドンである。それにふさわしく新…

4月3日(木)ボブ・ディランを、高い金払って観に行く。ジャズ喫茶オヤジが、ディラン? と不審に思われ、あるいは「隠れディラン・ファンか?」とカンぐられるかもしれないけれど、ちょっと違う。そもそも私はあまりディランが好きではない。じゃあ、何でよ…

第526回 3月22日(土) 【15:30より】 ● 『JAZZ 100年』(サライ責任編集 / 監修:後藤雅洋)刊行記念イヴェント 《この催しは、ノー・チャージ飲食代金のみです、お気軽にご参加ください》3月18日創刊、隔週刊CDつき ジャズ耳養成マガジン『JAZZ 100年…

3月15日(土)佐藤大介さんによる『韓国ジャズ最前線』いろいろな発見がありました。しかしなんと言っても最大の驚きは、カン・テファンの凄さを再認識したこと。実はカンさん、ずいぶん昔に「いーぐる」に来たことがあり、少しばかりお話させていただいたこ…