2008-01-01から1年間の記事一覧

8月14日(木)暑い日差しの中、オーディオ雑誌『管球王国』の試聴の仕事のため、六本木ヒルズ裏手にあるステレオ・サウンド社に赴く。なかなか立派なビルで、防音完備の試聴室がいくつも並んでいる様は壮観。大昔、六本木交差点近くの「トリカツビル」だった…

第365回 8月2日 「エリントンを聴け!その2」〜エリントニアン名演集〜 解説 林建紀[Opener] 1. ROCKIN' IN RHYTHM February 1, 1963, Paris. The Great Paris Concert/Duke Ellington (US-Atlantic) [Trumpet: Cootie Williams] 2. ECHOES OF HARLEM Feb…

第366回 8月16日(土)3時30分より ● 納涼持ち寄り大会 暑さを吹き飛ばす爽快アルバムを、「いーぐる連続講演」講演者、及び参加者の皆様が持ち寄り、気軽に楽しむお楽しみイヴェントです。皆様是非お気軽にご参加ください。 第367回 8月30日(土)3時30分よ…

8月2日(土)いやー、本当に良い講演でした。林さん、ありがとうございます。エリントンの魅力、そして、彼とサイドマンの微妙な関係、よくわかりました。やはり、チャンと音を聴いているってことが一番の説得力ですね。これからはアーリー・ジャズのライナ…

8月1日(金)いーぐる掲示板上でのやり取りについて、林さんが非常に的確な指摘をされていたので、屋上屋を架す趣もあるが、一応私見を述べておく。質問者は曲の構造を知らないでジャズを聴くこと、あるいは書くことを問題にしているようだが、それには条件…

think23

think.23私的メモのつもりで思いつくまま書いてみよう。だから以前書いたことと重複するかもしれませんが、ご容赦。 私の理解では、音楽理論を含む感覚芸術の理論は、物理学の法則のように、人間がいてもいなくても成立するような普遍的性格のものではなく、…

7月23日(水)暑いですねえ。ちょっと趣向を変え、(分をわきまえず)蓮実さんについて書いてみようと思う。おおかたの団塊世代同様、ワタシも蓮実氏に対する当初の印象は芳しからぬものだった。ナニもってまわった言い方しちゃって、、、という、至極ありが…

第364回<いーぐる連続講座> 2008.7.19 解説 佐藤大介◎韓国ジャズ・レポート 한국재즈리포트1 Where Are You Going?(12:44) / Improvised Memories 강테황 트리오(カン・テファン・トリオ) 강테황(as) 미연(p) 박재천(ds) Rec. 2003.12.22 Seoul2 Sunset …

7月19日(土)韓国に語学研修留学に行っていた共同通信、佐藤大介さんが韓国のジャズ状況を報告する今日のいーぐる連続講演、漠然と予想していたものとはずいぶん違ったけれども、実に面白くて勉強になる良い特集だった。 韓国は軍事政権だった時代が長く、…

第361回 6月14日 ● 「緊急特集」 モダン / ポストモダン問題を音で検証する! 講演者 村井康司 益子博之 後藤雅洋 かけた曲 / 収録アルバム / アーティスト1 Nefertiti /『Nefertiti』/ Miles Davis(1967) 2 Father Time /『Wynton Marsalis』/ Wynton Marsa…

7月15日(火)山下邦彦さんが志學社取締役、片山宣彦氏と来店。村井さんらと山下さんの5年越しの労作『坂本龍一の音楽』(東京書籍刊)、重量およそ1貫目、定価10000円の出版を祝う。山下さんと村井さんの音楽理論談義を脇に、私は片山さんと共通の旧友たち…

[いーぐる連続講演]第364回 7月19日(土)3時30分より ●韓国ジャズ・レポート 「スイングジャーナル誌」連載、韓国ジャズ・レポートを実際の音でたどる 解説 佐藤大介第365回 8月2日(土)3時30分より ● エリントンを聴け! その2 エリントニアン名演集 解…

7月13日(日)「アリナシ」「アリナシ」という声が盛んに飛び交う。アタマの中で考える。「蟻?」「梨?」。状況を眺め、ようやく理解できた。照明“有り”か、照明“無し”、なのだった。 午後1時30分から始まったTVクルーのいーぐる店内撮影、及び私のインタビ…

7月12日(土)Andrew D’Angeloで始まった益子さんと原田さんの新譜特集、とても楽しめた。やはり、新しい演奏からは昔のジャズにはない同時代的リアリティが感じられる。それは、こうした音楽がパーカー、マイルスを凌いでいるということとはちょっと別の話…

7月11日(金)いーぐる掲示板上でのやり取りが原因で、イーストワークスからオファーのあった「ジャズ批評」誌上での菊地成孔さんとの対談をお断りすることにした。これはどちらが悪いということではなく、間が悪かったとしか言いようがない。菊地さんの掲示…

6月27日(金)青土社の水木さん来店、関口義人さんと打ち合わせ。何でもジプシー本の第2弾が出るそうだ。関口さんは写真に凝っているのか、私と水木さんを撮っていった。オジさんたちの写真撮って、いったいどうするんでしょうか。 6月28日(土)TV撮影があ…

6月24日(火)小沼純一さん来店。小沼さんのことは、お名前は存じ上げていたが初対面。新刊のご著書『発端は、中森明菜』(実務教育出版刊)をいただく。今まではクラシックのご著書が多かったが、今回はぐっと趣向が変わって、例の“80年代”の文脈の中に歌手…

6月14日(土) 本日の「M / PM問題討議」、実は村井さんと益子さんの話を聞きつつ、脇で言いたいことを言っちゃおう、と実にご都合主義的なことを企んでいた。しかし、直前になって、少しは準備しなくちゃと昔の本など引っ張り出したら、なんと98年に上梓し…

6月8日(日)熱心なオーディオファンでもある村井さん、益子さんらと稲毛のジャズ喫茶「キャンディ」に行く。古庄さんや、先日ブログに書いた田中伊佐資さんのご推薦、そしてオーディオ雑誌の紹介記事などで以前から行ってみようと思っていたのだが、平日は…

【朝日カルチャーセンターのご案内】いーぐるでは、朝日カルチャーセンターのジャズ講座を行なっています。08年7月期は下記の日程で行われます。参加ご希望の方は、朝日カルチャーセンター・事業部までお申し込みください。 『ジャズ喫茶で学ぶジャズ入門』…

6月6日(金)オランダのTV局の取材を受ける。ジャズ・ミュージシャンのハンス・マンデルさんが世界の都市を巡り、各地のジャズクラブを紹介するという企画。日本はジャズ喫茶という特有の空間もついでに覗いておこうということらしい。 聞いてはいたがオラン…

第360回 メル・トーメ特集 5月31日 解説 小針俊郎 Songs Accompanists Label 0 Mel Torme at Good Day Club DVD 1 Changing My Tune Artie Shaw & his Orchestra Featuring Mel Torme and The Mel Tones Musicraft 2 There's No One But You Mel Torme and t…

5月30日(金)いっきさんの『ジャズ選曲指南』(彩流社)収録アルバム完全コレクション完成を記念して、いーぐるにてミニパーティ。いっきさん、tommyさん、雲ちゃん、そして『ジャズ選曲指南』編集者、河野さんで乾杯! あの本は私のジャズ喫茶選曲テクニッ…

第361回 6月14日(土)3時30分より ● 「緊急特集」 モダン / ポストモダン問題を音で検証する!5月17日に行なったシンポジウムの際、話題となった音源をかけながら、モダン / ポストモダン問題に焦点を絞り、村井、益子、後藤の3名が再度討論する! 参加者 …

5月25日(日)われらが同士、八田真行さんのネットラジオを聴きながら一日中キーボードに向かい原稿書き。私はラジオを聴く習慣はなかったのだけど、選曲のよさについ流しっぱなし。アトランダムに好みのジャズが聴けるのが嬉しい。今聴いているのはアンリ・…

5月19日(月)店の看板の蛍光灯を取り替えていると、ダンディな紳士が話しかけてきた。どうやら今日撮影予定のカメラマン氏らしい。被写体は林家正蔵師匠で、掲載誌は「プレイボーイ」。どこかでお見かけした顔だと思いつつ名刺交換すると、なんと長濱治さん…

5月17日(土)「ジャズジャーナリズムの現状を考える」の3回目を開催する。いつもとお客様の顔ぶれが違う。それに、開会時間のはるか前からかなりの人数が着席、ちょっと緊張する。シンポジウムは、まず村井康司さんによる日本のジャズジャーナリズムの現状…

第359回 5月17日(土)3時30分より ●ジャズ・ジャーナリズムの現状を考える 第3回「ジャズジャーナリズムの現状を考える」第3回目として、村井康司さん、益子博之さん、そして私の3人で、1、現在の日本におけるジャズジャーナリズムについて、2、ジャズに…

5月11日(日) 上野水上音楽堂に、村井康司率いる“スインギン・ココナッツ”の演奏を聴きにいく。早朝からの雨も幸い上がり、少し肌寒いが、やはり生音で聴くビッグ・バンドは迫力がある。バンドリーダーの趣味を反映したのか、凝った選曲が多いが、それを難…

5月10日(土)今回の朝日カルチャーセンターの生徒さんは熱心な方が多く、質問も本質的なところを突いてくる。非常にやりがいがある。Oさんの「どうしたらジャズが楽しめるようになるか」という、一般的だが奥の深い質問に、最初は、「聴いていれば自然に楽…